40代になると、

仕事や家庭での責任が増えてくる一方で、

体の不調も目立ってきます。

 

 

特に中年男性は、

生活習慣病や歯周病、更年期障害、前立腺肥大症などの

病気にかかりやすくなると言われています。

 

これらの病気は、

放置すると重篤な合併症を引き起こしたり、

命に関わることもあります。

 

そこで、この記事では、

 

中年男性が気をつけたい病気の原因と予防法

 

について詳しく解説します。

 

まず、

中年男性に多い病気として挙げられるのが

 

  生活習慣病

 

です。

 

生活習慣病とは、

食事や運動、睡眠、喫煙などの生活習慣が

原因となって発症する病気のことで、

高血圧、糖尿病、脂質異常症などが代表的です。

 

これらの病気は

日本人の三大死因である

 

  がん・脳血管疾患・心疾患

 

の要因となるため、

早期発見・早期治療が重要です。

 

 

  高血圧は無症候性でも重篤な合併症を引き起こす!食塩摂取量と体重管理の注意点

 

  高血圧 

 

は、

塩分の摂り過ぎや肥満が主な原因です。

 

高血圧は自覚症状がないことも多いため、

 

  無症候性高血圧

 

と呼ばれます。

 

しかし、

高血圧が長期間続くと動脈硬化を進行させて

心筋梗塞や脳卒中などを引き起こす可能性があります。

 

 

高血圧の予防には、

食塩を1日6g以下に抑えることが大切です。

 

また、

適度な運動や体重管理も効果的です。

 

 

  糖尿病はインスリンの不足や効果低下が原因!食事と運動のコントロールが大事

 

    糖尿病

 

は、インスリンというホルモンの分泌量や働きが低下して

血液中のブドウ糖(血糖)が上昇することで起こります。

 

インスリンはブドウ糖を細胞内に取り込んで

エネルギーに変える役割を持っていますが、

インスリンが不足したり効かなくなったりすると

ブドウ糖が細胞内に入らずに血液中に留まってしまいます。

 

これが長く続くと

眼底出血や腎不全などの合併症を

引き起こす恐れがあります。

 

また、

インスリン不足によってエネルギー源が不足すると

筋肉や脂肪組織から分解された物質(ケトン体)が

増えて酸性になり、

重篤な状態である「ケトアシドーシス」に陥ることもあります。

 

 

糖尿病の予防には、

カロリーの摂り過ぎ食事の偏りを避けることが大切です。

 

また、

運動習慣をつけることでインスリンの働きを高めたり、

禁煙減酒をすることで血糖値の上昇を

抑えたりすることができます。

 

 

  脂質異常症は動脈硬化の元凶!食品の選び方と摂取量の注意点

 

    脂質異常症

 

は、血液中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が

正常値を超えることで起こります。

 

脂質は体に必要な物質ですが、

過剰になると動脈壁に沈着して動脈硬化を引き起こします。

 

動脈硬化は

血管の弾力性を低下させて血流を妨げるため、

心臓や脳などの臓器に十分な酸素や栄養が届かなくなります。

 

これが心筋梗塞や脳卒中などの原因となります。

 

 

脂質異常症の予防には、

飽和脂肪酸やコレステロールを多く含む食品

(動物性油脂や内臓肉など)の摂取を控えることが大切です。

 

また、

不飽和脂肪酸や食物繊維を多く含む食品

(魚や大豆製品や野菜など)を積極的に摂取することで、

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の低下や

善玉コレステロール(HDLコレステロール)の上昇に役立ちます。

 

 

  歯周病は全身に影響する!歯垢を溜めない生活習慣を身につけよう

 

次に、

中年男性に多い病気として挙げられるのが

 

    歯周病

 

です。

 

歯周病とは、

歯垢(プラーク)に含まれる細菌が歯ぐきに炎症を起こし、

歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)が

深くなっていく病気です。

 

歯周ポケットが深くなると、

そこにさらに細菌が溜まって

歯周組織や顎の骨を破壊していきます。

 

これが進行すると

歯がグラグラして抜け落ちたり、

口臭や口内感染などの原因となったりします。

 

 

また、

歯周病は全身的な健康にも

影響を及ぼすことがわかっています。

 

例えば、

歯周病菌が血液中に入って心臓や血管に付着し、

心内膜炎や動脈硬化を引き起こす可能性があります。

 

また、

歯周病菌がインスリンの働きを阻害し、

血糖値を上昇させることで

糖尿病の合併症を悪化させる可能性もあります。

 

歯周病の予防には、

原因である歯垢を溜めないようにすることが大事です。

 

具体的には、

毎日丁寧に歯みがきをすること、

歯間ブラシやフロスなどを使って

歯と歯の間の汚れを落とすこと、

定期的に歯科医院でプロフェッショナルケアを

受けることが挙げられます。

 

 

また、

栄養バランスの良い食事や規則正しい生活を送ることで、

歯周組織の抵抗力を維持することも大切です。

 

 

  更年期障害は老化現象ではない!テストステロンの分泌量と働きを高める方法

 

さらに、

中年男性に多い病気として挙げられるのが

 

  更年期障害

 

です。

 

更年期障害とは、

男性ホルモンであるテストステロンの分泌量や

働きが低下して起こる症状のことで、

のぼせや頭痛、集中力の低下、

勃起不全(ED)や性欲の低下などがあります。

 

 

テストステロンは30歳以降に減少し始め、

40代後半から症状が現れることがあります。

 

しかし、

女性の更年期障害と比べると

分泌量の変化が緩やかなため、

老化現象の一部と認識されて気づかないことも

多いようです。

 

更年期障害は

加齢によるホルモンバランスの乱れが原因なので

避けられませんが、

しっかりと休息をとって

ストレスを溜めないようにすることで

対処することができます。

 

また、

ホルモン補充療法や漢方薬なども

効果的な場合があります。

 

 

  前立腺肥大症は放置できない!生活習慣の見直しと治療法

 

最後に、

中年男性に多い病気として挙げられるのが

 

  前立腺肥大症

 

です。

 

前立腺肥大症とは、

男性だけに存在する前立腺という臓器が

肥大することで起こる病気です。

 

前立腺は尿道を取り囲むように位置しており、

肥大すると尿道を圧迫して排尿障害を引き起こします。

 

 

具体的な症状は、

頻尿や残尿感、排尿困難や尿漏れなどです。

 

 

前立腺肥大症は50歳以降に発症する人が多く、

加齢が主な原因だと考えられています。

 

前立腺肥大症は原因不明で予防は難しいですが、

飲酒や運動不足なども関係している可能性があるため、

生活習慣の改善に努めることが大切です。

 

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