血液に含まれる糖分(ブドウ糖)が多すぎると、
酸素を運ぶヘモグロビンと糖分がくっついてしまいます。
すると、
酸素を運ぶ力が弱くなってしまいます。
この状態がずっと続くと、
体中の細胞に酸素が足りなくなり、
心臓や脳などの大事な器官に悪い影響が出ることになります。
血糖値が高くなったときに引き起こされる合併症の一つに
「酸素運搬障害」
があります。
酸素運搬障害の症状には、
以下のようなものがあります。
① 頭痛や吐き気などの一般的な不調
② チアノーゼと呼ばれる皮膚や粘膜の青紫色になる現象
③ 呼吸困難や呼吸促迫などの呼吸障害
④ 心拍数や血圧の変化
⑤ 精神状態の変化や意識障害
⑥ ショックと呼ばれる重篤な循環不全
⑦ しびれや感覚異常などの知覚障害
他にも、視力障害や脱水などの症状が出ることもあります。
高血糖は、生活習慣の改善や薬物治療によって
コントロールすることができます。
高血糖に気づいたら、早めに医師に相談しましょう。