いまベテルギウスが熱いらしい…
この名前になじみの無い人には、冬の星座オリオン座の星といえば
わかりやすいだろうか・・・
オリオンの左肩の位置にある星といっても良いし、、、
もしくは、三ツ星を囲む四角形の左上の星といっても良い。
太陽よりもはるかに重く大きなこの星は、間もなく寿命を迎えようとし
ている。一般に恒星は重いほど寿命が短く、このベテルギウスはま
さに棺桶に片足を突っ込んでいる状態。
観測によれば、何万年という宇宙的時間スケールの「間もなく」では
人間的スケールの時間で終焉を迎えるかもしれないとの事だ。
この星はいま、急速に収縮して表面にしわが寄ってる、いつ超新星
爆発を起こしても不思議では無い程度に不安定な状態らしい。
ベテルギウスまでの距離は640光年らしいので、いま見ている星の
状態は640年前の状態になる。ことによるともう逝っちゃっているの
かも知れない。
もしかすると、生きている間にベテルギウスの超新星爆発を見る事
ができるかもしれない。
他の超新星爆発の観測との比較では、ベテルギウスの場合は少な
くとも半月の月程度には明るくなるようなので、昼間でも見えるらしい
です。