これは、1997年のジョン・ウーの作品だけど、ある意味で名作といって
よいと思う。
テンポのよいアクション作品であるのは明白なのだけども、自分が気に
入っている点は、実は愛が作品のテーマの多くを占めていること。
それは、兄弟愛だったり、親子愛だったりするわけなのだけれども、銃器
使いまくりアクションのなかに、心憎いエッセンスを加えている。
話の大筋は、なんと言うか、、、善人と悪人が、お互いの顔を交換して殺
しあう羽目になる? そんな感じかな? 途中で顔が交換されるので、
悪人の顔と声で悪人として振舞う善人と、善人の顔と声で善人として振舞
う悪人が出てくるので、名前で書くとややこしい。
これに、善人と、悪人の子供が絡んで家族愛とかを表現してある。
サーシャ・ハスラー役のジーナ・ガーションはなんとなく情熱的なラテン
系の感じがしてよい。彼女自身はユダヤ系らしいのだけども、女性ファン
の多い女優として有名らしい。最近では、PSアイラブユーで見たかな。
悪人が父親の振りをして善人の娘を助けたり、教育を施すところとか、、、
善人が無くなった息子の面影を、悪人の息子(=サーシャの息子)に見て、
必死に助けようとするところとか、、、
ジョン・トラボルタも、ニコラス・ケイジもなかなか良い演技してる。
ラストも気に入っている。
殺戮シーンの中に愛を見たい人は・・・
☆☆☆☆★