1960年のイタリア映画のではなく、、、
1982年の大藪春彦原作の小説を草刈正雄主演で映画化した奴です。
この作品は原作を呼んでしまっているので、少々辛口になってしまうかも
しれない。。。
大藪春彦のヒーロー像って言うのは、、、悪の要素が入っていなけりゃな
らない。。。どす黒く、、、手段を選ばずに、、、ぐいぐいと、のし上がって行
くような奴。
大藪ワールドで描かれるヒーローは善人じゃぁいけないわけなんだけれ
ども、、、草刈正雄では、ぜんぜんその辺が表現しきれていない。。。
なにか、スマートすぎるんだよね。
結局、汚れた英雄ではなく、、、単なるイケメンのオンナッタラシの映画に
なっちゃってるよ・・・。。。まぁ、角川映画だからしょうがないか・・・
とはいえ、すでに絶滅しつつあるしてしまった感のある2ストロークの音は
よかった。。。スタントを努めた平らのライディングフォームを見て、懐かし
さを感じちゃったかな。。。彼のライディングは、ケニーやフレディーのライ
ディングと違って、派手さはないけど綺麗だった記憶がある。
あと、ライダーだったことの経験のある人なら気が付いて興ざめしちゃう
ところだけれども減速時のライディングシーンに、加即時の音を合わせ
ちゃった失敗部分が何ヶ所かあって気持ちが悪い。
草刈正雄が好きなら、、、
所詮、角川映画なのでバイクシーンに期待してはだめです。
☆★★★★