久々のヒットかもしれない・・・
それほど作為的な宗教色は無いのだけれども、
おそらく物語の根底は、聖書の教えで、キリスト教の精神が満ちているものと思える。
これほど優しさに満ちた映画は、最近見ていないような気がする。
育った環境のせいなのか、内向的で自閉症?気味なラースと、彼を気遣う人々の物語だ。
人との交流、特に女性との交流が上手く出来ないラースは、ビアンカと名づけたリアルドール
を彼女として、ドールではなく人間として接する。
彼を取り巻く人々は、最初は戸惑いながらも、、、彼を気遣い、彼の治療の一環として
ビアンカを人として扱って行く。
とにかく、周囲の人たちが、、、ものすごく温かくって、心が和む。。。
ラース自身も優しくて温かい人物だ。。。
そして、兄弟も、家族も、、、同僚も、、、町の人々も・・・
ラースを一番気遣っていた兄嫁のカリン役のエミリー・モーティマーが良い。
ノッティングヒルの恋人でパーフェクトウーマンを演じていた彼女が、、、
ものすごく素朴で優しく温かい女性を演じている。
☆☆☆☆☆