以下は、数日前に書き賭けだったお話です。

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今日も、飲んでるが・・・、まぁ、、、行けるとこまで行ってみよう・・・



一月ほど前、出先で焼き鳥屋に入った・・・


正直、今までの人生の中で、、、一番美味いと思った。



カウンターの中には、、、4人。。。


40代と思しき女将さんと、


娘さんと息子さんと思われる20代の2人に、


30代とおぼしきどこかのバイトらしい女性。



女将さんが焼き物、


娘と息子がそれ以外、、、


バイトさんがサーブを担当。



女将さんの焼く焼き鳥は、、、焼き具合といい、繊細な味付けといい、、、絶品だった。。。


火を通しすぎない、絶妙の焼き加減。


なんとなくハッピが似合う、ちょっと気の強そうな感じの女性。


汗をかきながらテキパキと焼き鳥を焼く姿が、なんか、かっこいーぜ!




初めて行った店だったが、隣に座っている常連らしい客のお勧めでいろんなものを食べた。


ふと、その常連君が美味そうなものを食べていた。



なんでもメニューには無い「ハンチャン」という物らしい。




その常連君は、、、ニコニコしながら、女将に話しかける。


初対面だけども、、、常連君が女将さんに気があるのが見え見えな感じだ。



しかし、常連君・・・、、、女将さんは独身なの?



それにしても、、、ラーメンの講釈は、どうなのよ・・・


それも、食い物のラーメンの話なら、ともかく・・・


建築のラーメン構造の話ですかい?



常連君は、ラーメン構造の話をして、、、


多摩川にかかる丸子橋がいかに美しいオブジェであるか!をトツトツと語っている・・・



彼の思いが成就するのは、、、



いつの事になるのだろうか?



神のみぞ知る・・・






で、その数日後、、、


女将さんの焼き鳥の味が忘れられずに、またその店に行ってみた。



カウンターに陣取っている、見た記憶のある顔は、、、常連君・・・ (^^;


相変わらず(といっても二回目だけど)、、、


また、丸子橋の造形美を女将さんに語っている。。。


おいおい、、、かなり酔っているなぁ・・・



しかし、女将さんは、さすが客商売、、、、「へぇ~!そうなんですか~」と、話をあわせている。




ちょっと割り込んで話を変えてやろうかな・・・


そんな思いで、常連君と女将さんに間に割り込んでみた。。。



ぽよ侍:「このハンチャンって言うのは、マージャンのハンチャンのこと?」


女将:「さぁ、たぶんそうだと思うんですけどもねぇ?」


ぽよ侍:「なんでハンチャンなんだろうねぇ?」


と、常連君が口を挟む


常連君:「さぁ!?そりゃぁ、死んだ大将に聞いてくれ!」



あぅ・・・ 女将さん、未亡人だったのかい・・・、、、



しばし言葉を失う。。。





気を取り直して、、、常連君と歓談し、ズバリ水を向けてみた



ぽよ侍:「女将さん、なんか、かっこいいねー!狙ってる?」

常連君:「だろー!だろー!でも、誘っても全然なびかないんだよな~」


ぽよ侍:「どっか、オサレーなところに誘ってみたら・・・」








常連君、、、


多摩川の橋めぐりと


橋の構造と、強度の講釈では、、、


艶女は、なびかないと思うぞ・・・





と、心の中で叫んで店を後にする自分だった。