2020年4月21日

 

 

今日はちょっと「歩く」ことを決めていました。

まず目標は「八多神社」

この神戸市北区の地域にはかつて「山田村」「有馬村」「有野村」「八多(はた)村」「道場村」「長尾村」「大沢(おおぞう)村」「淡河(おうご)村」と云う風に8ヶ村が存在していました。(多分間違ってないと思いますが。)

 

今私が住んでいるのが昔「有野村」と云われていた地域になります。

「山田村」の山田は清酒の好きな方なら耳にしたことが必ずある思います。

清酒を仕込む時に使われる酒造好適米(酒米)の代表「山田錦」の故郷と云われている所です。(種々説はあるようですが)

 

今日の一つ目の目標「八多神社」は有野村の隣村、八多村の「鎮守社」になります。

 

 

 

境内の八重咲きの桜が満開でした。

 

 

拝殿です。

御祭神は天照大神さまです。

ここの「紋」にお気づきになりましたか?

「菊花紋」です。

ただ、天皇家との関わりは分からないそうです。

この一帯には「菊花紋」を標した「墓石」が多く散在しているそうです。

民俗学者の間ではいろいろな説があるようですが、ここでは触れませんね。

 

次の目標へ移動する途中に「ショッピングセンター」があるので立ち寄りました。

 

 

一見するとどこにでもあるショッピングセンターなのですが、他所と違うのが、

「天然温泉」が湧いているところです。

 

 

まぁこんな時期ですから、当たり前のように「足湯」は閉鎖されてました。

この足湯の隣にある「温泉施設」も・・・・やはり閉鎖されてました。

 

 

ここ地元では結構人気のある所なので、早く収束することを願うばかりです。

 

「さぁ、お昼どうしようかなぁ〜。」

「まだ、ええんちゃう?」

「そうかな? ここから先は何処も(食べるとこ)無いような気が。」

「お腹空いた?」

「いや、まだそれほどじゃ。」

「だったら、ええやん。」

 

この敷居内に「ピザ」や「スパゲッティー」が食べられる店が「営業」してました。

 

さて、ここからしばらく歩いて「電車」に乗ります。

あと二ヶ所の目標はここからは「結構」あるので(笑)

 

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次の駅です

⬇️

 

さてこの駅の近くにあるのが、

 

 

古墳なんです。

ここには二基あります。

手前は「前方後円墳」もう一つ後方に「円墳」があります。

 

 

6世紀に造られたものだそうです。

 

 

住宅地のこんな近くにあるんですよ。

隣はまさしく現代の「墓地」です。

余程「埋葬」に適した場所なのかもしれませんね。

 

そして駅を挟んで反対側にあるのが

 

 

 

ちょっと見ただけは分かりませんよね(笑)

これ「城址」なんです。

元々(樹木を伐採する前)は、こんな感じでした。

 

写真はお借りしました「摂津國 蒲公英城」より。

 

宅地開発するために木を伐採したそうです。

 

この写真もお借りしました「山本ゾンビ@堺台場/お台場シンポ延期 Twitterren: "松原城(蒲公英城 ...」より。

 

上空から見るとこんな感じです。

宅地造成前の学術的な調査は終わっているそうです。

建物の礎石や土器や茶碗、硯、古銭の類が発掘されたそうです。

このお城は「松原城」とも「道場城」とも呼ばれています。

そんな味気のないお城の呼び名の他に「蒲公英(たんぽぽ)城」と云うのがあるんです。

可愛い名前だと思いませんか。

最初に築城されたのが「南北朝時代」だそうです。

その頃の御城主は「赤松氏」とも「松原氏」とも云われています。

 

なぜ「たんぽぽ城」と呼ばれているのか?

かつて、一人の姫君がこのお城にいらっしゃいました。

その姫君は「鼓」の名手で、お城の外までその「たっぽん たっぽん」と云う音が聞こえていたそうです。

そして御城下の領民たちが「親しみを込めて」名付けたのだと云われています。

これも諸説あるようですが、私はこの「由来」を信じたいです。

 

戦乱の世の中にあってきっと「心優しい」御領主だったのでしょう。

領民から「搾取」することしか考えていないような領主であったら領民たちはこんな名前をつけなかったと思います。

 

このお姫様を題材に漫画が描かれていますので、良ければ・・・・。

マンガ「たんぽぽ城のお姫さま」 | 能楽と郷土を知る会 兵庫県三田市

 

戦乱の世にあって「優しさ」なんて「無用の長物」だったのかもしれません。

だから滅ぼされてしまったのかも・・・・・・。

私的には領民を思いやる優しさを捨てたり、味方を裏切るくらいなら、滅ぼされることを選びますけど。

「甘いかな?」

「そんな事無いと思うけど。あんまり『おセンチ』になったらあかんよ。」

「うん。」

「想像しすぎると本当にトリップしちゃうよ。」

「(笑)」

 

さて、ここいら辺の土地は「古墳」が造られるような古代から戦乱の世を経て現在の私達まで営々と繋がっていると云う事です。

そして、この日本の各地、いえ世界の各地にはこう云った歴史が必ず刻まれているはずです。

こんな時ですから、皆さんお住まいの土地の先人の想いに心を馳せてみるのはいかがでしょうか。

 

今日は、全行程約10km歩きました。

流石に足の付け根が痛くなりました(笑)

 

「帰ったら必ず鎮痛剤塗ること!」

「はーい。」

「お風呂上がりは鎮痛剤の絆創膏必ず貼っておくこと!」

「はーい。」

「よろしい(笑)」

 

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