少しずつ、季節が動いていきました。
同棲していた家を出たのは、2月の晴れた冬の日だった。
冬が終わり、春から新緑、そして近所では小さな紫陽花が咲き始めるようになりました。

うっかり休日の午後に外出してしまうと、
楽しそうにしてる家族が目に入ってしまって、とてもつらくて。
なので、未だに食品や日用品の買い物は、家族連れが帰宅したであろう夕暮れ以降に出かけることが多いです。
その甲斐あって、買い物では割引品に遭遇することが多く、5月の食費は久しぶりに数千円程の黒字になりました。
(昨年まで継続してた1人暮らし収支簿も近々再開しますφ(..))

精神状態がよくなく、都内のかかりつけ医と、初めて職場の産業医へ精神相談のため訪問しました。
仕事での言った・言わないの記憶がどうしても思い出せず、上司や同僚に迷惑をかけたり、
昨年9月位~持ち帰りで日曜日に6時間程度作業をしないと、仕事が回せない現状を相談しました。
うつ状態の始まりだと告げられ、
更には仕事に加えて家庭も頑張らなきゃならない状況に、心身が限界であったのだろうと説明されました。

家庭も失い、仕事もトラブルを起こしてしまい、
ここまでの私の人生って、何だったのだろうと思うと、生きてるのが辛くて。
この人生を辞めたいと、家でも外でも何度も思っていました。

前にも話したことがあるかもしれませんが、私は仕事と家庭の両方とも得たくて、働いてた訳ではありません。
仕事が昨春に新規事業さえ始まらなければ、去年の春にとっくに現職を寿退職してる予定でした。
更にコロナの流行がなければ、昨年中には元彼と入籍していました。
フルタイムで持ち帰りするような仕事さえしてなければ、家のことだってもっと彼の満足するように出来て、ずっと2人で仲良く暮らせる人生を送れたのかもしれない。

再び1人になって心底思うのは、
私が大事にしたいのは自分の家庭なのだと強く思います。
私は仕事と家庭と両方を欲張って手に入れたい訳ではないし、
昨春で辞められる状況だったならば、仕事は辞めて、自分たちの結婚生活のことを何よりも一番に考えて、元彼の側で生きていきたかったです。
でも、もしそれでも殴られそうになる人生になってたとしたら、やはり今と同じ状況(同棲解消して1人暮らし)になってたのは否めないのですが…。

他の人から見たら大したことないのに、何で神経質に家を出る必要があるのかと、呆れられるかもしれませんが、
私の場合は、手を上げる人との生活は、この先も受け入れられません。

まだ正直、見知らぬ誰かと会ってお話をするという気持ちにはたどり着けないけど、
このまま自分の殻に籠り続ける訳にもいかないのだから、少しずつ、でも無理をしすぎないように動いていきます。

お相手に自分勝手だと指摘されたとしても、
嫌なことは嫌だ、
辛く感じることは辛い、
と、さらけ出すことを遠慮したくない。
そして、殴られるかと怯える人生は、元彼で最後にしたいです。

私を必要だと言ってくれる人、
そして私自身も、もう1度相手を信じて一緒に人生を動かしていける人と出会いたいと、心から願い始めています。