勤め人時代の、とある秋口のこと。

「山下、ちょっと。」

突然、打ち合わせコーナーへと
手招きしてきた隣の課のS課長。

 
 
何事?と思いきや、開口一番に

「うちの息子が今年受験なんだけど・・・」

という相談事でした。笑

 
 
実は私、働くパパママから、しばしば受験の相談に乗ることがあります。
 
 

ビリとはいえ、第一志望の大学に合格してますし

どう見ても不器用な山下が受かるんなら

何かしらの秘訣があると思われてるのかもしれません。笑

 
 
最初は

「どこの大学を受けたら?」
「どんな勉強をしたら?」

という相談をしてこられるのですが

よくよく話を聞いたら、大抵の方たちが

「受験期の子どもにどう接したらいいのか」

という悩みに行き着いていました。

 
 

たしかに、受験期の親の接し方は

影響力が大きかったように感じています。


 

 

接し方。。。これについては


「私がどう接して欲しかったか?」


という主観と意見は答えることができましたが

最終的には、どんな立派な
コミュニケーションマニュアルにも
鉄板の答えなど存在せず

「お子さん個人を見て都度対応」

しか方法は無い、と思っています。

 
 
これを確信した1つのエピソードがあります。

 
 
↓   ↓   ↓

山下家は、姉も弟も私立の大学に通いましたが
私だけ、国立の大学に通いました。

高校生のときから、姉弟で私だけ、口酸っぱく

「国公立に行ってくれ」

と言われ、それがすごく嫌でした。

 
 
その気持ちを母に伝えても

母「あんたならできると思うから言うんやろ」

と、承認するように言われるのが、またすごく嫌でした。 
 
 

あなたはできる子、なんて言葉は求めてない。

 
 
私だって、姉や、弟と同じように

「私立に行っても大丈夫だよ」

と安心させてほしかったのです。

 
 
何とか第一志望の国立大学に合格して
入学し、大学生活を謳歌し、
そんな受験期ここともすっかり忘れていた
大学3年生の冬のことでした。

 
 
ふと、同学年の友人と受験期の話になり

その友人が

「親から『私立に行っても良いからね〜』って言われて、すっごい嫌だったんだよね〜」

と言ったのです。

 
 
その瞬間、私は受験期の気持ちが蘇り

真逆の考えをしていた友人に
すごく驚いた顔と声で

「え!?なんで!?私、それめっちゃ言われたかったんやけど!?」

と聞きました。

 
 
友人の回答は、というと

「私立はあくまで滑り止めで受けた大学だった。」
「本命に行けるように、と頑張っている自分に向かって
  そんなことを言ってほしくなかった」

・・・とのこと。

 
 
その発想、なかったわー!!笑

 
 
同じような状況でも

かけてほしい言葉
かけてもらって頑張れる言葉は

子どもによって違うのだなぁと
感動した瞬間でした。

↑   ↑   ↑

 
受験期の親御さんは、

きっと自分ごとのように

ハラハラ、ドキドキ、大変。

 
 
この時期、

会社のデスクに座っていたって
お台所に立っていたって

気が気じゃないかもしれません。

 
 
しかし、そんなときこそ

あれが必要かな、これが必要かな、と
色々したくなる気持ちを
深呼吸して落ち着かせて

まず、お子さんの顔を見て
まず、お子さんの声を聞いて

お子さん個人の気持ちを感じるところから
始めてほしいな、と思うのです。

 
 
答えはきっと、そこにしかないから。

 
 
・・・とはいえ

仕事に、家事に、自分のことにと
忙しくしてる中で

受験期のお子さんを支えているパパママたち。

 
 
お子さんに代わりまして・・・

 
 
もう十分に、いつもありがとう♡

 
 
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山下紗緒里