姉「あんた、松葉杖持ってかれ」
なんとか松葉杖無しでも歩ける状態になり
私(初詣には邪魔になるし置いていこう・・・)
と部屋の壁に立てかけた瞬間に
姉が、そう言いました。
姉がそう言うなら、と、
特に深く考えずに
松葉杖をお供に車に乗り込む私。
弟の運転手で、姉弟3人で向かったお寺。
年末年始は参拝客が多いため
駐車場前にはいつも
交通整備をしているお兄さんがいます。
姉「しょへ(弟)、窓開けて、交渉するから」
姉が突然弟に指示し始めて
なんだなんだ???と
頭がハテナでいっぱいだったのですが
ブイーッと窓が開いたら
姉が口を開きます。
姉「あの〜、すいません、コイツ(私を指して)怪我しとって松葉杖なもんで、上まで行ってもいいですか?」
お正月期間中は参拝客で混み合うため
お寺のすぐ側の駐車場は
バスしか入ってはいけないゾーンなのですが
そう、この人・・・
交渉し始めたぁぁーーーー
お兄さん「あー、はい、どーぞぉー」
いいんかぁーーーーぁい!!wwwwwww
その後、道中度々現れるお兄さんにもひるむことなく
姉「私、遠慮せんからね?」
と言い、3人ほどに事情を説明し
とうとうお寺のすぐ近くまで到着。
姉「ね?(松葉杖)持ってきて良かったやろ?」
パッと見では足が悪いかどうか分からない。
そんな私に負担の無いよう
戦略的に、松葉杖を持たせたのだ。笑
少し歩いただけでお寺の境内に到着し
初詣、できてしまいました。笑笑
その後、境内の中の、お経を読み上げてもらう
畳のスペースにも入ったのですが
姉「優しいお姉さん見つけて、パイプ椅子もらってくるわ」
と右往左往していた姉ww
(ここは流石にデフォルトで用意されていた簡易椅子に腰を落ち着けました。笑)
こ、これが『愛ある図々しさ』ってやつか。。。
私も弟も、まさかの行動にあんぐりしていたけれど笑
ここまでできるの、すごいな、敵わんわぁ
と本当に本当に思いました。笑笑
一枚上手の姉。
そんな姉なので、昔から
『言いたいことは何でも言っている』
『出来んこと無し』
みたいな風に見られがちなのですが
それは、実は違っていて。
本人も気づかないくらい、無意識に
遠慮してしまったり
頑張りすぎてしまったり
我慢してしまったり
そんなことが、たくさんたくさんあることを
長年一緒に過ごした妹は見逃しません。
基本は何でも頼りっきりで
私が直接できることなんて
たかが知れているのかもしれないけれど
私が存在し、関わることで何か
姉が前向きに生きることができたり
楽しんだり、笑顔になったりする
そんな瞬間が少しでも作れればと
そこに自分の使命のようなものを感じ
生きてきたような気がします。
そんな姉への想いを、改めて確認した
2018年の秋頃に
私は
「何でもできそうに見せる、見られるのに
本人も気づかないくらい、無意識に
遠慮してしまったり
頑張りすぎてしまったり
我慢してしまったりしながら
日々社会で闘いながら働いている
経営者や会社員は非常に多く
そんな人たちの力になれたら
本望なのではないか?」
と思い始め
コーチングを企業へ届けよう
コーチングを経営者へ届けよう
コーチングをサラリーマンへ届けよう
という気持ちが強くなりました。
思えば私のコーチ人生は、その多くが姉由来。
姉の起業家の友人に会ったから
心理学やコーチングを学び
個人事業主になりました。
姉のフォローとパスのおかげで
厳格な父と母に
「独立します」と伝えられました。
そして、姉の笑顔を見る原動力が
誰かにコーチングを届けたい気持ちに
直結するまでになりました。笑
一枚・・・いや、二枚は上手の姉。
シスコンは一体どこまで続くのか、、、と
自分でも恐ろしいくらいですがw
ずっと姉に向けられていた
この純粋な気持ちの小さなタネが
どこまで社会の役に立てるのか?は
自分でも楽しみでもあります。
2019年は、
法人向けサービスの導入に特化したチームである
TCS for companyも
元年としてスタートを切る年になるようです。
私も、今年は特に
コーチングが社会に与えるインパクトを
もっと自分なりに落とし込みながら
シンプルに目標を絞り
走れる年にしていこうと思います。
そして、お姉と海外旅行にいく約束をしたので
それを楽しみに諸々乗り越えるぞっ(๑•̀ㅂ•́)و✧
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2019年の年始のスタートを気持ちよく。
トラストコーチングスクール(TCS)
マザーズコーチングスクール(MCS)
〜こんな人にオススメ〜
・チーム運営をしている人
・後輩育成や人事業務に携わる人
・職場の人間関係を改善したい人
〜こんな人にオススメ〜
・育児とキャリアのバランスについて考えたい人
・長期的な夫婦関係円満に興味のある人
・職場の人間関係を改善したい人
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TCS for company
シニアコーチ
山下紗緒里