9日目:ひなとピラミッドと帽子
テレパシー実験は続いています。いつもどおり左が元絵、真ん中がいつもの彼、右が新人君です。新人君からは受信時におけるこのような報告がありました。「メールに気づくのが遅れて時差が(泣)。きのうほどではありませんが18時以降はお茶だけ、そして今夜はベランダに出てみました。雨もようの空に浮かんだのは帽子です。」同じとまでは、いきませんでしたが、形状はかすりぎみですね。昨日に引き続き、好調です。いつもの彼くんは不調らしくどうやら心はエジプト辺りに漂っているようです(笑)まぁそれも無理からぬ事情があるにはあるのですが。テレパシー実験をする際にチキュウジンがよくやるマチガイがあります。それはジンクスを探そうとすることです。たとえば、新人君は空腹のほうが受信率が上がった気がする、と今日もすきっ腹をこらえての受信を試みました。もちろん、いろいろやってみるという点で彼は何一つ間違ってはいませんが、もしここで「空腹のほうがテレパシーはよく伝わる」と思い込むとそれはマチガイというよりも、単に自分の可能性を狭くしているにすぎません。
チキュウジンは法則を見つけるのが大好きです。わたしも一時大好きで、どちらかというと法則を見つけるのは得意なほうですが、それは単純なある範囲に限定した場合にのみ有効な法則で、もっと広い場所や時間、つまり条件が変わると法則などというものは通用しない場合がよくあるのです。ですから、「空腹だとテレパシーが伝わりやすかった」としても、たった1回2回の計測で、簡単に答えを出してはいけません。一時彼が能力を開発する途上で、一時的にジンクスとして利用すれば有効かもしれません。しかしジンクスというものは賞味期限があるのです。それをわきまえていれば、ジンクスも役に立ちます。
一時的に「テレパシーは伝わる」という観念を強化できるならジンクスは大歓迎です。
人間とは「観念」を持っていて、人それぞれとても個性的な「観念」を持っていて、それゆえに何か事実を観察する時に「観念」のフィルターを通してしまうので、本当の事実とは随分違う捉え方をする生き物だと思います。ですが、本当の地上のルールはこの「観念」の狭いフィルターを超えて、いかなる条件であろうと、普遍の法則に繋がるこtこそが人間の醍醐味でもあります。例えばミュージシャンやアクターといった人たちは、
あまり上手でない人はやたらとジンクスを使いたがりますがある域を超えた人にはそんなものは必要なくなります。一瞬にして日常の波動から彼らの表現という次元の波動に彼らは一足飛びで入ります。それはちょうどテレパシーを使う領域ととても似ています。現にミュージシャンは明らかに言語領域のような脳は使わず、直感力やテレパシーのやりとりをしているとしか考えられない演奏を時に発揮しています。優れた役者やダンサー、芸術家、スポーツマンなど、仕事がなんであれ、その域で自分の仕事をする人は沢山いらっしゃいます。ですからテレパシー実験は当たるかどうかよりも、この「観念」のフィルターをはずし、より広い法則、普遍の宇宙の法則を学ぶためにやっています。