食事をする不思議 | デュシャンの子供たち

食事をする不思議

なんの映画だったか、小説だったかで天使が地上に人間の肉体をもって
降りてきた時に「これが寒いという事か」と感激する、というシーンが
あった気がします。

5感とは、人間ならではの特権のようですね。
天使とか、高次の存在にはこーんな楽しい感覚がないのでしょうか(笑)

さて、私の場合、小さな子供時代、ある時ふと、感じる違和感に
何度も翻弄されながら大きくなったようなものでした。

たとえば。
毎日ごはんを食べるのはとてもうれしいしおいしい。
おなかが満腹になるのにもなんの疑問もなく、そういうものだと。

でもふと、気づくのです。

「なんで、歯が生えているのだろう。何これ気持ち悪いっぱい並んでて。」
「これで食べ物を噛み砕いて飲み込まないと命が持たないのだなんて不思議」
「他の命を奪って生きてるんだ・・・」
「飲み込んだ食べ物はなんてグロテスクなものに変わるのだろう」
「なぜ私の体の中でこんな気持ち悪いものが作られるの?
なぜこんな美しくないシステムに縛られて私は生きなければならないの?」
「排泄。なぜこんな汚いものを毎日からだの中で作るの?」

あぁ。人間というシステムの不思議。
あー人間やるってなんて不便で粗雑で気持ちの悪いことなんだろう。

この気持ちをなだめるのに、
人間の機能を受け入れ、慣れるのに暫くかかりました。