こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

先週末は、伊豆へのひとり旅に出かけてきました。

 

2023年5月28日(日)『ユーラスエナジーカップ2023 天城アタック35(大会名、長い!)』に初参加をしてきました!

 

河津七滝(かわづななだる)の水垂(みずたれ)をスタートし、旧天城トンネル、鉢ノ山を経て今井浜海岸(いまいはまかいがん)でフィニッシュをする37.5kmのレースです。

 

静岡県での大会参加は、2013年の「ウルトラトレイル・マウントフジ160km」、「第一回伊豆トレイルジャーニー(IZU TRAIL Journey:ITJ)」以来で10年ぶりです。


レースレポートをお届けします。

こんなところにいましたよ。

熱海駅の新幹線のホームから扉までの乗降スペースの広さにびっくりしました。


河津駅に着くと外国人ランナー2人から片言の日本語で声をかけられた。片言の日本語で伝えるのがわずらわしいので英語で話をしたら、向こうは日本語で返すというおかしな会話になりました。


「(英語が話せないのか?日本語を話したい、覚えたいのか。」


質問は、「このあたりで有名な観光地はどこですか?」だった。目的もなしにこんな遠くまで何しに来たの…さらに河津七滝までの距離を聞かれ、10km歩いていくと言う…


●ユーラスエナジーカップ2023 天城アタック35を選んだ理由

一番には、「第一回開催大会」というのが決め手でした。つまり大会レポートした人がほかにいないということ。


「比叡山トレイルラン」など誰もが参加する人気大会にわざわざ僕が参加をしてレポートをする価値は感じませんが、誰もが走ったことがないコースを真っ先に走ってレポートをするというのはそこに価値を見出せて楽しい。


あとは、「コースの魅力」。この大会の楽しみはコース途中400メートル以上のまっくらな旧天城トンネルを通るということ、ゴールが今井浜海岸で砂浜を走るということ。


いま全国の海岸沿いを走るトレイルランニングのレースを走破していて、今回の大会も「ラストは砂浜を走る!」と知って即エントリーを決めました。


山と海の両方の風景が楽しめる、って最高です。

受付は伊豆急行線「河津(かわづ)」駅から徒歩10分のところにある、河津桜観光交流館。『伊豆トレイルジャーニー』は千人を超える人気ですが、同じ伊豆でも今大会は200人程度と小規模です。

小規模な大会ですがブースの数は人気大会並み!テーピングブース、ALTRA(アルトラ) や MERRELL(メレル)のシューズも試し履きもできました。レンタルもできたのか、レースではメレルのシューズを着用したランナーが多かった。
会場ではスタンプラリーが行われており、河津町内のチェックポイント30カ所のうち、3カ所を巡ることで商品の抽選に応募できます。
 
<景品一覧>
・「伊豆トレイルジャーニー」の無料出走権(1名様)
・メレル、アルトラのトレイルランニングシューズ
・ニューハレ提供のテーピングセット
・パーゴワークス提供のトレイルランザック
・アークテリクスのハンドタオル
・サロモンのトートバッグ
・MONTANEソフトフラスク
・パタゴニアの帽子、バックパックなど

豪華!抽選結果を見ると2人に1人の確率で、100人以上は何かしら当選していたようだったので、来年参加される方はぜひチャレンジください。
 

受付はスムーズでしたが、当日になって「遭難しないために事前に準備を」と登山用GPSアプリ「ジオグラフィカ(Geographica)」とコースマップをダウンロードするよう求められました。

 


これが時間かかった!



QRコードを読み込んでも「ファイルをダウンロードできません」のエラーが出て、まわりの方も同様のようで時間を要しました。


幸いにも専任の担当者が一人いたので完了でき、小規模大会だったからよかったですが、もっと大規模大会だったら受付が混雑する原因となり、スマホ操作に疎い方であればもっとわからなかったと思います。事前に公式サイトからGPXファイルを公開してくれているとよかった。

 

参加賞は記念Tシャツではなく水分補給ボトルとレース後の踊子温泉会館の無料入浴券。ボトルはいくらあっても困らないので嬉しい。交流館から温泉までは約2km、荷物を背負って徒歩20分あるのでレース後入浴した人がどのぐらいいたか疑問です。


ほかには『河津産ニューサマーオレンジ』をいただきました。文旦のような、柚子のような大きさの見た目。


家に帰って食べたらめちゃくちゃ美味かった!ちょうどオレンジとグレープフルーツの中間のような酸味と甘さ、「(こんな美味しい果物が世にまだあったんだ!!)」と驚きました。


何の説明もなしに手渡しされたので、もったいない!会場で試食の実演販売をしたら購入する人多いと思いました。

 

受付完了!レースを走るときよりも受付を完了したときが一番ほっとして嬉しい。


エントリーリストを見ると静岡県や関東勢のランナーがほとんど、関西は大阪と兵庫の二人だけ、大阪からは僕だけ。関西のランナーが参加をしないような大会、アウェイの地に一人赴く、気分は切り込み特攻隊長でとても楽しみにしていた。

 

こんな豪勢なカップル部屋に一人きり…スタート会場から最も近い、温泉付きヴィラにチェックイン。床は畳で、和と洋がミックスされた変わった部屋でした。


河津駅周辺は観光地で団体客向けの宿がほとんどのため、一人での宿泊は敬遠され受付を断られる宿もあって、この宿もお願いをして宿泊できましたが、値段は高額になってもそれは仕方なしで承知。


あまりよくホームページを見ていませんでしたが、ラグジュアリーなとてもいい宿でした。

 

全室に個別の露天風呂つきで、大浴場もあります。フィニッシュ後に温泉に行く時間がなかったり、疲れすぎて入らなかったりし残念に感じるランナーの話を聞くと、もしそれが旅の目的の一つであればあらかじめ温泉付き宿を選択すれば解決と思う。

 

バーン!露天風呂の窓からはプールが見渡せます。プールで身体をクールダウンしようと思いましたが、水ではなく温泉の湯でした。残念。写真の右上は線路、普通に電車が走っているので立つと上半身素っ裸が見えちゃうかもしれません?(そもそもプールからこちらの姿が見えちゃうか)

 

100℃の薬師の湯の源泉が噴き出し、それがプールや岩盤浴、部屋の水に利用されており、部屋の蛇口をひねってもお湯がでます。

 

岩盤浴に入り、翌日のレースに向けて暑さ順応を行いました。本来であれば毎日走っていれば14日間もあれば暑さには身体が順応しますが、今年は急激に暑くなったため。


「(この岩盤浴よりレース当日が暑いことはないだろう)」とじっと我慢をして身体に暑さを馴染ませました。


これが良かった!レース当日はずっと涼しく感じて、終始快調に走れました。


サウナを利用することは、レース当日の暑さに耐え、より快適に感じる能力が得られる方法です(どのぐらい暑熱順応に向けて努力しているかでレースで差がつきます)。


チーム静岡の皆さん。静岡県から愛知県の山々までよく友だちを誘ってツアーに参加くださっています。なかなかない機会なので記念撮影をしました。


こうして他都道府県のレースに参加をしても知り合いのランナーさんと出会えて嬉しい。

 

後編へ続く。
Never Stop Running.

 

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