こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。


2023年4月2日(日)に東京都青梅市で開催される「第25回青梅高水国際トレイルラン大会」が、北海道から沖縄までヨーロッパなど海外からも、2,000人(30km約1,000人、15km約1,000人を超える申し込みがあったそうです。



2,000人!!!


「トレイルランニングをやりたい」という人がそれだけの数がいることに驚き、さすがランニング人口が多い東京と感じます。



2,000人も集めるトレイルのレースは、「ハセツネCUP」か「富士登山競走」ぐらいでしょう。



いまトレイルのレースを主催してもかつての人気大会でも苦戦をしているところが多く、定員やその規模にもよりますが集まって平均して300人~400人程度と思いますから、一大会で4倍から5倍の集客人数を誇ることになります。



青梅高水国際トレイルランは、僕がトレイルランニングをはじめたころに参加をした思い出深い大会です。初参加は2011年。



このときはゴールまであと数kmというところで、尖った石がごろごろとある下りで疲労から石につまづいて、頭から前のめりにヘッドスライディング。



手のひらはずる剥け、タイツは破れ…



痛かった~痛さよりもショックで数分間地面にうつ伏したまま立ち上がれず、歩きながらほうぼうの体でフィニッシュしました。


このときに「山道の下りで転んだらこんなに痛いんだ」というのを肌で学び、トレイルをはじめた最初のころに大転倒を経験しておいてよかった。何事も一度経験してみることでわかることってあります。



青梅高水国際トレイルランは25年の歴史があって、中止はコロナ発生直後の2020年4月の一度のみ、翌年から通常開催を決めています。


また東日本大震災の影響で自粛ムード、ほとんどの大会が中止を発表したときも、同大会は「自粛して、じーっとしていても被災者のためにはならない。」と反対の意見もあった中、大会は通常どおり開催を決め、いち早く義援金集めに動きました。(そのときに集まった義援金は120万円!)



もし3年連続中止の判断を下していたらいまこれほどの盛況だったでしょうか。


青梅高水国際トレイルランが人気なのは初心者にも走りやすいコースだから?春開催だから?参加料が安いから?



僕はこれまでの活動が積もって現在の人気に繋がっていると考えます。大会がそこにある、ランナーの関心と習慣を失わせなかったことは大きい。



トレイルランナーズ大阪の前身は、東日本大震災の2週間後のチャリティランニングイベントから始まりました。僕は東京のオフィスビルの2階で仕事をしていて、大きな揺れを体験しました。その後自粛ムードが蔓延し皇居からはランナーがこつぜんと消え、「屋外で走ることも不謹慎」のような状況に。



もちろん精神的ダメージや考えのある人もあって自粛は自由だと思っていますが、「こういうときこそ屋外に出て身体を動かすことが大切だ」「ランニングは前を向いて走る、前向きな行動」そう思って立ち上げたのが、チャリティのランニングイベントでした。


イベントには震災の影響で引きこもりになった学生、精神を病んでしまった人などさまざまな方が走りに来てくれ、それがきっかけとなって現在に繋がっています。



どれだけ人気の飲食店でも1、2年も休業していたら人がお店に通っていた習慣が失われますし、やがてはお店があったことも忘れられてしまうでしょう。



大会開催も同じだと思っています。中止が続けばランナーの大会参加習慣はなくなり、再開催されてもすぐに参加しようという気持ちにはなりずらい。


マラソン大会も2年、3年と立て続けに中止の判断を下してきた(下さざるを得なかった)大会はどこも集客に苦戦しているように見え、いち早く通常開催を決定した大会がランナーの戻りも早いように見えてなりません。

Never Stop Running.

 

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