こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
先週末2月12日(日)は「第30回KIX泉州国際マラソン」が行われました。レース終盤の「モンスターブリッジ」が名物で主に関西空港方面や南大阪のランナーに人気の大会です。
長居メンバーからは3人が出走をし自己記録更新、快走を見せました。
おめでとう!
右の”自己ベスト更新男”滝谷由樹さんは3時間30分35秒、2021年に奈良で記録した33時間37分30秒を約7分更新。通算5年目の自己ベスト更新を継続。
45歳から大手術をきっかけに走りはじめ今年で50歳、年に1、2本程度のマラソン大会に参加をし毎回のレースで記録更新を続けていましたが、2022年にはじめて壁にはね返され、そこで落ち込むどころか、「マラソンって面白いですね!」とその奥深さにさらにハマる。
これまで目標タイムは持たず現状の自分の体力に合わせてペースを決めていたころは自己記録を更新できたのが、それが目標タイムを意識し出したとたん、過去最高の練習量を積んだのに自己新はならず。
マラソンの難しさがあります。
<滝谷さんのレース戦績>
2018 神戸マラソン 3時間52分13秒
2019 高知龍馬マラソン 3時間39分17秒
2021 奈良マラソン 3時間37分30秒
2023 KIX泉州国際マラソン 3時間30分35秒 ※自己新。NEW!
左の”猪突猛進男!!”ラン歴は20年以上のベテランの溜池文雄さんは、
「自分の走りはダンプカーと衝突するような、一歩一歩がブレーキになっている気がしするのでそれを修正したい」
と2022年6月に長居練習会に新メンバーとしてやってきました。
年1回程度のマラソン参加で、直前に10kmやハーフも走っていない人は普段の調子でしか自分のペースや目標タイムを把握することができず、大会参加は毎回博打、ギャンブルみたいなものです。
溜池さんもその一人で現在の実力は未知数でした。
「20年前はあの橋も楽に走れたんですけどね」と話す溜池さんに、コーチの僕は、「そのあいだに20歳年を取っていますよね?レース勘も乏しい20年ぶりのマラソン、いきなり人生ベスト近いタイムを目指すなんて無茶です。」と辛口に話しました。
結果は泉州国際マラソンは3時間27分22秒、同大会で20代のころに記録をした3時間17分よりもわずかに10分遅いタイムで積極的なレース展開で予想を上回る快走を見せました。
本当にマラソンってわかりません(笑)
しかし、溜池さん自身は「なんでこの好結果が出たのか自分でもわかりません」と言います。自分で上手く走れた理由をレース分析できないと次回も同じ走りはできません。
2人ともレース用シューズはナイキのズームフライで、カーボンプレート搭載のスーパーシューズを履いていません。長居では記録を出した人を見て、ズームフライが流行っています。
練習会には50代や60代ランナーも多くいて、その多くが年齢を重ねてから人生ベストタイムを大幅に更新しているので「マラソンで自己記録を更新するのに年齢は関係がない(アマチュアランナーが目指すぐらいのレベルは)」と思います。
みんなできるような気がしてくる。
目標をもちそれを達成する人が続々と増えてくるとまわりの気運も高まります。
練習会は、減量目的やファンランの方もいらして、もちろんそうした方の参加も歓迎ですが、それだけでは長くは続かないとわかってきました。
いま練習会に継続的に参加できている人はみんな明確な目標があるから。
減量でも「〇kgまで減量をし、ハーフマラソンを完走したい」と明確な、この場合は2つの目標が入っているので長続きすると思いますが、漠然と「減量したい」だけだとゴールがないので、達成感も感じられず長続きしないと思います。
練習生を見ていて目標を持つことの大切さを実感しました。
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プロにランニングフォームを見てほしい