こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

2022年12月18日(日)に開催された第34回大会「三田国際マスターズマラソン」を走ってきました!


ハーフマラソンは日本陸上競技連盟公認大会。

 

毎年“三田市”と“サンタ市”をかけて多くのサンタの服装をしたランナーが街を駆け抜けます。


今年4回目のハーフマラソン、14レース目の最終戦。前日にトレイルランを走って多少疲れた足でハーフマラソン、来年もこのトレーニングの流れは続きます。

 

大会の様子・レースレポートをお届けします。

 

関西屈指の激坂ハーフマラソンの一つ、三田国際マスターズハーフマラソン!

2022年は3,100人がエントリー。大阪府からは566人が出場。兵庫県は2,202人と圧倒的な大多数。

 

ハーフの部には2,304人が出走し、年代別は5歳刻みで僕の年代は258人。

 

会場は「三田市総合文化センター」。


失礼ながらローカルでこじんまりとした大会と思っていたので、当日会場に着いて参加ランナーの多さにびっくりしました。


日本陸連公認大会だからか、12月中旬というほかにライバル大会も少ない時期だからか。

 

受付会場では大阪城練習生の中垣さんと3年ぶりに出会いました。フェニックスのTシャツを着ていたので後ろ姿から一発でわかり、今年はじめての大会参加で僕と偶然出会うとは運を持っています。残念ながら写真を撮る余裕がありませんでした。

 

会場はコロナ禍対策のためかそれぞれの場所が点在しまとまりのない感じに見え、景品引換え場所もわかりづらく、「ここがランナーの写真撮影に良い!」という魅力ある場所はありませんでした。(大会のゲートも離れており、フィニッシュ後はすぐ歩いて立ち去ることを求められます)

 

コース情報

制限時間2時間30分

最低標高:149m

最高標高:223m

高低差74m

獲得標高約209m

 


この図はトレイルラン大会じゃないよ、ロードの大会だよ。コースはうわさに違わぬアップダウンばかりのギザギザのコース。


会場での音声アナウンスで男子の70歳の部には125人もいて、参加ランナーの中には80代もいると知ってびっくり。

 

このコースを2時間30分の制限時間内に完走できる自信のある人ということは、70歳を超えても平坦な道は遅くとも2時間10分程度では走れる人になります。

 

リザルトを見ると60歳から64歳の女性の上位10人は全員が2時間を切っていました…同年代の男性トップ10では一番遅い人で1時間33分…

 

正直このコースを65歳を超えて参加するのはキツすぎると感じました…

 

現在国内のアップダウンのあるハーフマラソン全完走に向けてチャレンジしていますが、今年参加をした大会で上り坂のきつさランキング付けしてみました。
 

1位 三田国際マスターズマラソン獲得標高約209m
2位 飛鳥ハーフマラソン獲得標高約420m
3位 河内長野シティマラソン獲得標高約186m

 

上り坂量だけで言えば「飛鳥ハーフ」が群を抜いて1番ですが(距離は半分で奈良マラソンの坂道と同じと言えば過酷さのイメージがつくでしょう)、「三田国際マスターズマラソン」の方がキツかった。単純に上り坂量だけでは推し量れないなと思いました。


番外

柏原シティキャンパスマラソン10km 獲得標高約380m


大阪府の松原市で毎年2月に行われる「柏原シティキャンパスマラソン」の10kmの部を二周するハーフ、4周するフルの部ができたら国内最強の坂道のマラソン大会になることは間違いありません。

 

ぜひ主催者には記念大会で検討してもらいたい。柏原シティキャンパスマラソンの坂道と比べればあらゆるマラソン大会の坂は大したことなく思えます。

 

参加賞Tシャツ

オリジナルTシャツはサンタクロース柄。「ピンカポンカ(月刊少年サンデーで連載中)」漫画家で三田市出身の永地江六先生によるデザイン。

 

しかし、真冬にしか使えない季節限定ものTシャツなのに半袖…サンタのデザインにし盛り上げたいのはわかりますが、コストはかかりますが次回から長袖にしてはいかが。

 

参加賞 

参加賞は三田市特産品の「やまびこ味噌」、「三田もち」、「母子(もうし)茶」の中からいずれか一つを選べます。しかし、大会後に引き換えに訪れたらお茶しか残っていませんでした。選びたい方は会場に着いたらすぐに引き換えるのがおすすめです。

 

フィニッシュ後にはスポーツドリンクが手渡され、豚汁が振る舞われました。(写真はなし)

 

レースの感想

トレイルラン大会と違いマラソン大会では、スタートブロックへの整列開始時間が早く、冬場は待ち時間が長いのがとても過酷に感じます。三田国際マスターズマラソンは9時40分には整列開始で、スタート時刻は10時30分、気温2℃の中屋外での待ち時間が50分近くもあります。

 

幸いにも大阪城練習生の帆足さんと出会い、ずっとお喋りしていて時間はあっという間に過ぎました。

 

僕の普段の安静時心拍数は46ですが、この日は通常レースよりも高く100以上もあり、知らずに疲れを溜めていたのかもしれないと感じました。

 

案の定今年はロードレース5本、トレイルは9本走りましたが、トレイルも含めて一番苦しく、ランニング後の筋肉痛や内臓疲労も大きいレースとなりました。

 

服装

この日はアウトドアの長袖にタイツを履いて出場しました。半袖や短パンの軽装で出場をして、もしレース中に肉離れを起こしたりトラブルが遭ったりしてランニング継続が困難になればあっという間に震え、低体温症がやってきます。どんな状況でも生き残る、というのが僕のモットーです。これはトレイルランニングの経験が生きています。

 

おかげでみんなスタート前にがたがた震える中、僕はまったく寒さを感じず快適でした。

 

スタート時は気温2℃でしたが、太陽の日差しが強く、とても2℃とは思えない暖かさで、11時30分ごろには僕には体感気温12℃には感じ、顔からは汗がだらだら。レース中は「(極寒じゃなかったったのか!)」と何度も思い、袖まくりをし手袋も脱ぎたい気分になりました。

 

みんながぶるぶると肌寒い、走っていてちょうどよいと思う気温でも、腹が立つほど暑いと感じたのですから暑さへの弱さを実感しました。

 

結果は、1時間36分29秒(年代別51位)

かなり振るわないタイムに終わりましたが、総合の順位は2,304人が出走し、258位でした(上位11.2%)。ラスト2kmの体たらくな走りが響き、上位10%入りを逃しました。

 

僕の上り坂ペースは速くとも4分40秒から50秒なので、アップダウンのあるコースで記録を狙うと思えば、下り坂で30秒以上解消できなければなりませんが、この日は下り坂が不調でした。前日にトレイルを走ったあとでも、アップダウンのあるハーフマラソンコースで1時間30分程度ぐらいではいつでも余裕をもって走れる体力でありたい。

 

水木一郎さんを偲んで水木一郎氏公認「アニキ★赤いマフラー」を巻き、頭にはクリスマスサンタ帽を被って走りました。

 

「水木一郎氏公認のマフラーなんてあるんですか?」

あります!

実は今日のために購入したわけではなく、購入したのは2012年のトレイルランナーズ大阪を設立した年。現在は市販されておらず、レアなアイテムと思います。

 

マフラーを巻いて運動してみましたが、のどが圧迫され呼吸が苦しい。これを巻いたまま大声出したり熱唱したりなんてちょっと考えられません。アニキの偉大さを感じました。

 

 

マフラーは横になびいているので隣のランナーに当たらないよう気をつかわなければならなかった上、サンタの帽子の先が「バシバシ」とレース中僕の頭に何度もあたり、不快感はマックス。

 

大会では「普段行っていないことは絶対に行わないこと」はランナーの黄金のルールですが、まさにそれを思い知りました。

 

 

レース中はたくさんの子どもたちから「あ、仮面ライダーだ!」「サンタさん、頑張れ!」と応援してもらいましたが、アップダウンがキツすぎて、

 

 

「ゼーーット!」

 

 

と指差して声援に応える余裕もありませんでした。

 

 

水木一郎さんには無類のゲーム好き、同じ赤がトレードマークということで長年親近感を抱いていました。

 

心からご冥福をお祈り致します。

 

 これにて年内14レースが無事終了。ほとんど月1以上ペースの大会参加で、つまり、怪我や病気なく一年を無事過ごせたことを意味します。

 

生涯現役、ゼーーーット!!

Never Stop Running.

 

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