こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
こんな練習生がいます!練習生紹介シリーズ。
・54歳で別府大分毎日マラソンを完走!今川敬さんの物語
エリートランナーにとって「別府大分毎日マラソン」出場は憧れであり高い目標です。
トレイルランナーズ大阪を立ち上げて11年目。今年で58歳になる今川さんとの付き合いは8年近くと歴史のほとんどになります。
・今川さんがマラソンをはじめたきっかけ
ほとんど多くの人と同じく、メタボで健康診断の結果が悪く、ダイエット目的がきっかけだったそうです。
僕との出会いは、50歳の誕生日の記念にマラソン未経験で「はじめてのトレイルラン」の大阪・箕面コースに参加したことから。ところが、
はじめの準備運動で足がつり、続行不能によりリタイア😥
イベントには運動経験の浅い人や初心者ランナーもたくさんいますが、山に行く前にリタイアをしたのは今川さんがはじめて。
永遠に破ることのできないリタイア最短記録を持ちます。(ご本人は今では笑い話としています)
僕はこれまでに「練習会に来てください」「一度パーソナルを受けてください」といわゆる営業をしたことがありません。
パーソナルは先まで予約でいっぱいで練習会は盛況でしたし、参加は本人の意志で決めることだと思うから。(「このツアーはおすすめですよ」と話したことはあるかもしれませんが)
しかし、今川さんには「一度でいいから練習会に来てください」と僕がはじめて声をかけた人です。
僕が「練習会に来てください」「パーソナルを受けてください」と自分から話すということはよっぽどひどかった、ということになります。
大抵の場合すぐ行動に移そうという人は少ないものですが、秒速リタイアしたら次回チャレンジしようとは思いにくいものですが、今川さんは2週間後には練習会の門を叩いたと記憶しています。
当時のツアー写真、一番左下の黒い服装の男性が今川敬さん。体重は80kgあって、顔や体型も今よりも随分とふっくらとしています。
この姿からマラソンを3時間20分以内で走るようになるとはいったい誰が予想できたでしょうか。
その後コツコツと練習と動的ストレッチも継続し、体重も80kgから65kgまで減量に成功、可動域も広がり足つりも少なくなり、練習は月に300kmをこなし人並み外れた努力を重ねます。
4年後の54歳の時に、別府大分毎日マラソンに出場し、タイムは3時間20分18秒となっています。
今川さんに年内の目標を発表してもらいました。
「2022年8月から来年1月までに30km走を月に2回継続します。そして、来年2月5日に行われる別府大分マラソンで自己記録を更新します!」
ロングジョグはやったりやらなかったり、こうして全員の前で公言することで、継続的に走ろうという決意を固めることは良い宣言の使い方。
人生の2つの選択のその後を同時に見ることはできませんが、もし今川さんがトレイルのイベントに参加をしていなかったら…練習会に来ていなかったら…どうなっていたでしょう。
どんなランニング人生を歩んでいたのか、今のベストタイムを出していたのだろうかと気になります。
50代で80kgあって、ツアーリタイア最短記録を持ち、よく足をつっていた男が、別府大分マラソンを完走。夢があります。
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