こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。



2022年6月19日(日)に滋賀県の高島市でで開催された「第9回FAIRY TRAIL びわ湖高島トレイル」に参加してきました!

 

実は昨年もエントリーしていましたが中止になって、今年も中止になるのではと躊躇しましたが3度目の正直のエントリー、無事開催されました。



大会日が「那須川天心 vs 武尊」の試合と被ってしまったので欠場を考えていましたが(半分本気ですが)、「6時間以内でフィニッシュし、4時台のバスに乗車すれば間に合うかもしれない」とぎりぎりまで悩んだ末出場することにしました。


天心戦の放送時刻は未定だったので、帰宅するまでに試合が終わっていないことを祈りました。
 
しかし、そんな考えは甘かった。

 

大会景品はTシャツではなくマグカップ。アルミ製で手持ちはカラビナになっていて、ザックの後ろなどにひっかけられます。これ目当てに参加を決めたのも理由にありました。

 

受付でもらった、飲めるようかん「ANDO(アンドゥー)」。いつの間にか「安藤」の僕の名前を冠したようかんが出ていたらしい。1本100kcal。ようかんは好きなので飲みやすかったら箱買いします。

京都駅からの団体バス乗り場が何の案内も少なくわかりずらかった。


バスが会場に到着したのが8時50分、受付を済ませたのが9時、そこから準備したり荷物預けたり…スタート位置に整列できたのは9時30分のスタート5分前とドタバタ。
 
スタート3分前の様子です。みんな遠慮してか外に待機していて、誰も並ぼうとしません。


暑くなることがわかっていたので「今日はゆっくりめに」と考える人が多かったからなのか。

 

僕もこの日はトラブルやミスなく、レースを予定どおりに走り天心戦を観ることが最大のミッションだったので、間違えても先頭集団についていかないよう少し後ろの方に並びました。(写真はツアーメンバーの小原さん撮影)


会場ではたくさんの知り合いランナーさんにお会いできました。


前日にブログを見た人からは「えっ、今日は天心戦を観るから欠場では?」とまるで幽霊を見るかのように驚かれました。


結果は…

 

22km地点でDNF。石原さんと対照的な顔の僕。(決して天心戦が観たかったからではありません!)



暑すぎました。この日はショートの部に出場していたとしてもダメな日だったと思います。


11月の秋開催であれば何てことのない走りやすく楽しい大会と思いますが、毎年同じ時期の開催であればショートでも充分ハードな大会と思います。秋開催に変更して欲しい。



「(前回いつレースをリタイアしたのだろう)」と調べたら2019年8月のフィンランドでの100マイルレース以来、2年10か月ぶり、9回目のリタイアでした。



これでトレラン大会出場数は57戦48大会完走、リタイアは9大会。9つのうち7つは国外レースで台湾やベトナム、マレーシアなど気温30℃以上すべて暑さにやられてリタイアしています。



暑い日の大会に出場しなければ完走率はほとんど100%になるのですが、これもチャレンジ。


不思議と暑さでリタイアした大会は何の悔しさもこみあげてきません。なすすべなく完敗だからでしょう。



スタートして5kmはよかったですがトレイルに入り、10kmとしないうちに疲労こんぱい、フルマラソンを走ったかのような疲れ、「太陽が隠れたり風が吹いたりし涼しいときだけ走ろう」とレースプランをサバイバル完走モードに切り替えるもペースは上がらず。



歩いていることが多かったのですが、前半なのに誰に追い抜かれることも少なく。「(みんなも暑さにまいっているのだろう)」と思いました。


こういうレースではゆっくりペースでも歩みを止めさえしなければ、結構いい順位でゴールできることが多い。


歩いていたのに風景を楽しむ余裕も一枚の写真を撮る気力もなく、背後から「長身で美人のランナーさんが来たな」と思って近づいてきた姿を見るとおじさんという…


下りでも尻もちをつきまくり、まったく走れず「今日はダメだ」と思いました。


原因はわかってます。500km超履いたサロモンのトレイルランシューズ。そろそろ突起がすり減ってきて替え時です。しかし、同じシューズを買いたいと思ってもコロナ禍の影響からか売り切れで、ほかに見つからずレースシューズはこれ一足なのです。


9:00スタートー11:30第1エイド12km地点に到着

(予定)80分

(実際)90分(プラス10分)

 

11:30第1エイドー13:20栃生22km地点(GPSだと18km地点)

(予定)2時間30分

(実際)3時間11分(プラス41分)



前半22kmまでを2時間30分、後半を3時間30分以上で考えていましたが大幅な遅れ。


このままのペースだと後半は4時間近くかかると予想でき、ゴールタイムが7時間を超えそうでした。


トレイルランニングを楽しみに来たのにこれではトレイルウォーキングです。


しばらくイスに座って休憩したのちに、「(この調子だと次の700mアップのイクワタ峠と次の山を越えていけない)とリタイアの判断をしました。


年齢ともに体力や速さはいまだ衰えを感じませんが、「疲労回復力」は衰えを感じます。


疲労回復力は年齢にもよりますが、ランニング練習量とも連動しているので、単純に今の練習量がレース連戦していいほど練習していなかった、ということ。ランニング練習量の少ない人がレース連戦などするべからずでした。

 

当初は雨予報もあって22℃だったのが最高気温29℃にまで上昇修正。体感気温で31℃は激しい運動をしていい気温ではありません。

レースディレクターの鏑木さんが「トレイルは最高のコンディション、走るのには最悪のコンディション」と話しましたが、僕には最悪のコンディションでした。快適にランニングできるのは体感気温で22℃ぐらいまでとわかってきました。

 

第1エイドから白倉岳、高低図を見て山頂からは下るだけかと思いきや、いくつもの登り返し。高島トレイルは厳しい。

 

那岐ピークスタフチャレンジロング57kmに続くチャレンジ完走、タフな石原さん。「私ぐらいのレベルだとスタート位置なんて結果に関係ない」と最後尾からスタートをし、渋滞に身を任せるまま走り、227人中59位(全体の26%以内)でフィニッシュ。

 

ウルトラランナーのIさん。スタート前には「怪我をしているので22kmでやめるもしれません」と話していたのに気づいたらいなくなっていて完走。

 

Iさんとも会えました。こちらも怪我をして本来は出場する身体じゃないのに完走。女子59人中29位でフィニッシュ。

 

みんなタフすぎる!


ほかツアーメンバーでホルン奏者の村上さんとも会えました。途中でホルン演奏していた人たちは何と教え子だそうでした。

 


収容バスの中ではエリートランナーのマッチーさんと久しぶりに再会しました。肉離れでリタイアだそうで2時間近く待っていたとのこと。


22km地点でリタイアした人たちは僕が見ていた時点では10人以上ほとんど男性で、女性は1人しかいなかったので、やはり女性の方が暑さに強いと思いました。

 

スタート地点に戻ったあとは火照った身体をクールダウンすべく、くつき温泉「てんくう」へ。


帰宅した後も身体がだるい状態が続いていたので、あのまま頑張っていたらほうぼうの体でフィニッシュできたかもしれないが相当なダメージを負って、翌週のツアーにも影響していたかもしれないと思いました。


暑い日のレースを無理して完走するとその後何日にもわたって体に熱のこもった状態が続くダメージの大きいことがあるとわかっていました。


予定より1本早い3時台のバスに乗車できましたが、JR京都線が途中で緊急停止し、結局帰宅できたのは7時を過ぎで疲れました。

ちょうど格闘技の試合は盛り上がりの後半戦を迎えており、天心戦にも間に合ったのでよかった。
 

ランニングレースは完走した者と完走できなかった者とにはっきりと分かれる、残酷な結果が待っています。

 

疲労をしっかりと抜いて次回レースに臨みたいと思います。

Never Stop Running.

 

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