こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

2022年5月15日(日)に開催の「第2回滋賀湖南市十二坊トレイルラン」に参加をされた三重県在住の女性ランナーNさんから、レース感想を“最後尾ランナーの視点”で寄稿していただきました。(お名前はご本人の意向により匿名にて)

 

Nさんの運動歴は健康目的に趣味でボクシングを行っていたものの、2019年7月のころはランニングは最長で5㎞しか走ったことがなく、マラソンの完走経験はゼロ。

 

ジョグは1km8分のペースで、当初は東山公園の入門講習会の体力目安も満たしておらず、と参加を大きく心配されるほど。

その後はトレイルランを楽しむために日々のランニング練習もがんばり、大会に参加することなど考えてもいなかったのが、イベントの仲間の話に刺激されるうちにマラソン完走にも関心が芽生え、2022年3月には名古屋ウィメンズにも挑戦し、5時間30分かけて完走。
 

初心者から始めたNさんの感想はこれからトレイルの大会に参加しようという人の参考になるでしょう。

 

本日は十二坊トレイル、お疲れ様でした!

私のタイムは4時間14分。

過去に参加をした大会のタイムから制限時間5時間いっぱいの完走を予想していましたが、予想より早くゴールできて順位も良く、自分の成長を感じることができました。

完走後も元気で心肺も足も何ともなく、ひと安心です。

スタート直前の集中している時に手を振ってしまいすみませんでした。

安藤さんを見つけてつい嬉しくなってしまいました。

お目にかかれて良かったです。

 

うわさの大渋滞。追い越しにくいシングルトラックのコースで受付人数を考えると大渋滞は想定できました。(走力順のウェーブスタートでなければ尚さらのこと)

 

私は最後尾グループのスタートでしたが、最初の登りは大渋滞でした。少し前に行けそうなすき間があっても誰ひとり追い抜く人がおらず、私は追い抜いていいのかわからずでそのまま行列に並んで登りました。大勢でハイキングするような感じで、こんな渋滞ははじめて経験しました。

 

「技術」と「体幹バランス」が求められる、滑りやすい沢沿いの下り道。

 

十二坊トレイルコースの魅力でもある沢。直前の雨の影響はほとんどなく水は少なめ。


ここは飛び石づたいに歩いたりせず、バシャバシャと水の中の砂地を歩いた方が安全かつ速い。

 

下りがびっくりするくらい止まらずに走れた!
なんと、下りがびっくりするくらい止まらずに走れました!

信じられないかもしれませんが、この私が下りで何人も追い抜かしました。
(その後ロードで抜き返されたのですが。笑)

私の後ろを走っていたお姉さんに「下りが速いですね!すぐ見えなくなってしまいました」と言われ、私が「下りが速い」と言われる日が来るとは思いもしませんでした(笑)

ほかにも数人の方に「下りが速い」と褒められました。

伝家の宝刀『ポニーステップ』が大活躍、確かに跳び跳ねるように軽やかに下れた気がしています。雨上がりで心配していましたが、不思議なことに下りを「怖い」と思うことなく走れました。

少しずつ自分がトレイルに慣れてきているのがわかり、嬉しかったです。

きつい登りもいくつかありましたし、最後の山頂までの道は「(疲れてきたころにこの登り…)」と泣きそうになりましたが、これまで安藤さんのツアーで色々な山を経験してきたことが自信となり頑張れました。


2019年にはじめて東山公園のツアーに初参加させていただいてから、体力と技術を少しずつ身につけ、大会を楽しく完走できるまでになって本当に感謝しています。

今日も「(トレイルって楽しいな~自然っていいな~)」と鳥の声を聴いたりお花を見ながら本当に楽しく走れ、リフレッシュできました。

最後の登りは絶景とおにぎり、温泉を目指して頑張りました。おにぎりはとても美味しく、温泉も最高でとても楽しかったです。

「ゴールが温泉」というのは、ツアーでも大会でもやっぱりいいですね。

試走できなかったので、安藤さんのコース試走レポートのブログが大変役に立ちました。

今年に入って東山公園、高槻、六甲の岡本と入門講習会に再参加させていただいたのがとても良かったと感じています。

少し慣れてきたころに基本に立ち返り、学び直すことは大切ですね。自身の経験と照らし合わせ、より理解度が増すと思います。

私の目標はあと40年走り続けることです。

これからもNever Stop Runningで頑張ります!

 

教えてもらったことでレース中意識をしてよかったこと

「下りは集中!」

下りはとにかく集中しました。いつもはとても怖い下りに不思議と恐怖心がなかったのは集中できていたからかもしれません。


「右足の次は左足!」

普段は怖さから立ち止まってしまい、「右足の次に右足」が出るようなことがありました。今回は「右、左、右、左…」と頭の中で唱えながら走ったのがよかったのか、それがスムーズに下れた要因かなと思います。「右足の次はすぐ左足を出す」なんて当たり前のことですが、それをできなかった私でしたが心がけるとスムーズに下れました。

「おしゃべりできる余裕があったら立ち止まらずに歩く!」
ついつい辛い登りは立ち止まりたくなりますが、おしゃべりする元気があるなら立ち止まないで歩く!このアドバイスのおかげで、登りもほとんど立ち止まらずに歩けました。

 

フルマラソン5時間半のNさんが22kmのトレラン大会で大渋滞がありながらも4時間14分(全体の7割以内)の成績でフィニッシュできた。

僕の好きな言葉に「柔よく剛を制す」という中国の老子の言葉がありますが、トレイルでは「技術」によって下りでは自分より速い人を追い抜くことができる。

「技術」はときに「体力」を凌駕する。

トレイルランナーズ大阪のツアーに何十回と参加をし鍛えた体力と技術は大きな自信になります。

 

そのことを証明され、おめでとうございます。
Never Stop Running.

 

プロフィール:三重県津市出身。2019年にテレビ番組でUTMFのドキュメンタリーを観て、“トレイルランニング”というスポーツ競技があることを知り衝撃が走る。


「やってみたい!」と思ったものの、ランニングは最長で5㎞しか走ったことがなく、マラソン経験もゼロ。2019年9月にトレイルランナーズ大阪の東山公園入門ツアーでトレイルラン初デビュー、以来山の魅力にハマり、トレイルの大会にも出場。

 

2021年に多度山トレイルラン(チャレンジの部)、養老山脈レイルラン(ショートの部)、石津御嶽登山競争を時間内完走。次回のレースは、初ウルトラマラソンとなる5月28日の東尋坊愛のマラニック52㎞。夢は、「いつかUTMFに参加をしてみたい」。

 

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