こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。


2022年3月20日(日)に愛知県岡崎市で開催された「第5回トレランフェスin岡崎」に参加してきました!

前回の大会紹介に続き

 

 レースレポート後編をお届けさせていただきます。

 

同日は神戸で毎年ほとんど悪天候に見舞われることで有名な、六甲縦走キャノンボールランが開催されていたので天候を心配していましたが、愛知県は晴れで暖かい、絶好のランニング日和となりました。

 

会場の様子

受付時間は7:15~8:30で、8:10に現地入りしました。あまり早くに現地入りしても間延びしたり身体が冷えたりしてしまいますので、いつもあまり早くに到着はしません。

 

10㎞のスタートは9:00、20㎞のスタートは9:20。10kmのベストタイムの申告順にスタートです。会場ではたくさんの知り合いランナーさんとお会いできました。

 

駅で「このおじさんも参加ランナーかな?」と思ったらツアーによく来てくれているSさんでした。

 

会場では名古屋や三重県のツアーメンバーに沢山お会いでき、


「トレイルランナーズ大阪の安藤さんですよね?Twitterいつも見てます。写真お願いできますか」


と初めましての若者とも挨拶できて嬉しかった。

 

トレイルランを長く続けていると大会で顔見知りのランナーと出会うことはよくあり、それも魅力の一つと考えています。

 

岡崎市市長の挨拶。

「スポーツのメッカ岡崎!!
スポーツを愛する人、
アスリートを応援する街です!!」

 
「スポーツを通じて我々はコロナ禍に打ち勝つ!!!」


ハイテンションで気持ちが熱い。なぜ一度の順延や中止もなく大会が開催されてきたのか、その理由がわかった気がします。市長が「スポーツで街を盛り上げよう!」という気運がある。


この日はトレランの大会だけでなく、体育館でバレーボールのVリーグも開催されていました。


これが大事なことですが、マラソン大会だけでなく室内スポーツ競技も早く通常開催されなければなりません。マラソン大会だけが開催されれば、人数が大規模なだけに目立つ上、「なぜマラソン大会だけが行われるんだ」と不満や批判の対象になりやすい。


「景色を楽しむよりも、日ごろの鍛錬の成果を存分に発揮いただいて、順位やタイムにこだわって自分との戦いに打ち勝っていただきたい!」


ファンランではなく全力を尽くせ!と。かなり気に入りました。昔スポーツ競技者だった言葉です。コース説明や大会の魅力説明も岡崎市市長自身が行いました。

 

市長の言葉を受けてではありませんが、久しぶりにタイムにも順位にもこだわって走りました。(中は赤いフェニックスTシャツを着ています。)

結果から。

2時間12分43秒 総合19位(年代別9位)。出走者231人中全体の約8%

昨年だと9位(年代別2位で表彰台)でしたが、今年は19位とレベルが高かったです。


このコロナ禍でも「マラソンで時間以内、時間30分や3時間以内を目指すような競技志向性の高い人の体力はそれほど落ちていない(むしろ練習期間が伸びたことにより増えてきている)」という僕の考えを裏付ける結果となりました。



その日のうちにランニングウォッチのデータを分析、自分ではがんばって追い込んだ“つもり”でしたが、“つもり”だったようです。


上りでさえ一度も心拍数は155を超えておらず、15分はリラックス、45分間はジョギングしていたことになっており「適度な有酸素運動ができましたね」の運動評価(そんなに余裕はなかったのですけれどね)。

なんたる体たらく…練習で臨んだハーフマラソンよりも追いこめていない、運動負荷では低い結果となりました。

 
山で全力を尽くす、って難しい!


あー表彰台に立ちたかった!練習生や学生にいいところ見せようと思ったんですけれどね。


遊んでいた45分間をしっかりと追いこめれば7、8分は短縮でき、2時間を切ることは難しいかもしれませんが来年は2時間5分ぐらいでは走れそうです。


舗装道路が多い、と聞いていたので今回ランニングシューズで走りましたが、思いのほかトレイルが楽しめ(実際は7割以上がトレイル)、次回はトレイルこシューズで下りもフルスピードで試したい。

 

ニューノーマルの大会では走力順やスタート時間さずらしなどウェーブスタートが主流になる

密集を避けるため走力順のスタート。ニューノーマルの大会ではこれが当たり前になるでしょう。コロナ禍でなくとも日本の登山道は狭く、海外レースと比べて受付参加人数も多い。

 

コースには一般の登山者もいることも考えれば、日本の大会でのウェーブスタート制導入は自然であり必要と考えています。

 

10kmの部のスタート風景。10kmの部の最後尾のランナーにすぐ追いつき、渋滞や追い越しが発生するかもしれないと危惧してましたが、コースが違うのかその心配はありませんでした。

 

レースの前に「自分のライバルがいったいどのぐらいいるのか」を調べてみた

参加者リストで、「スタートラインに立ったときに自分と同じレベル、ライバルになりうるであろう人がどのぐらいいるのか」をチェック。

 

コロナ禍で時間があったので暇を見つけてはマップや高程図を眺め、およそ全部頭の中に入っていました。

 

「敵を知り己を知れば百戦殆からず」です。(=敵の実力や現状をしっかりと把握し、自分自身の実力をよくわきまえて戦えば、何度闘っても勝つことができる)

 

僕は“孫子の兵法”が大好きです。

 

募集人数400人に対して20kmの部の申し込み人数は231人。昨年は350人を超えていましたので例年と比べ少なめ。

 

スタートにはアイアンマン。


コースの距離、累積標高について

公式ホームページに記載されている距離、獲得標高の数値は果たして本当なのか?疑い、必ず過去に走った人の履歴をチェックします。

 

昨年参加をしたほとんどのランナーのGPSデータでは約19km程度で累積標高は約900m、20kmもないと調べでわかりました。

 

ところが、実際に走ってみると時計にアプリ計測とともに20kmちょうどありました(笑)19kmだと考えて走っていたので誤算でタイムに影響しました。

 

レースがスタート!

昨年はハーフマラソン75分以内のベストタイムを持つイケイケの若者が2人、2時間以内でフィニッシュしていました。

僕はハーフを75分以内では走れませんので(80分でも無理)、晴れで難しくもないコースでは「勝てない」と判断しました。(実際に優勝した選手はこの日がトレイル初めてでした)

2時間を切ることは難しいが2時間10分前後の着地予想をし、あわよくばトップ10を狙っていました。タイムは予定どおりでしたが、順位は19位と安定のトップ20となりました。
 

10kmの分岐点にスタッフが3人立っていて、「直進してください」と言われたとおりに坂を下るとT字路。左右どちらにも誘導テープがなく、「これは違うな」と思い立ち止まり、あたりをキョロキョロと見渡しながら後続のランナーを待ちます。

 

そこへ後ろから「申し訳ありません!こちらです」と指を差された方角は狭い路地裏。そちらにも何のテープもありませんでした。(その道があることはわかっていたのでテープがあったら気づけていたと思います)

 

このコースアウトの間に、2人に追い抜かれました。20kmの短い距離だと数分、数秒で結果が変わることもあるので、ほかが完璧だっただけにここの適当な誘導は残念でした。


これは間違えます。スタッフが3人いてみんな一箇所に固まり、曲がり角やトレイルの入り口に立っていただけていたら防げました。

 

僕はすぐに間違いだと気づけたからよかったですが、経験の浅い人はそのまま進み、大きくコースロストしてしまった人も出たかもしれません。

 

ゴール直前では強い風が吹きすさび、サングラスが帽子ごと後ろへと飛ばされるハプニング、それを拾おうとしているあいだに危うく後続のランナーに追い抜かれるところでした。

 

大会完走ってやっぱり気持ちのいいものですね。



フィニッシュ後はゼッケン番号によるブービー賞もありました。僕は商店街のくじ引きとかこういう運はダメで落選。

 

フィニッシュ後は食事券で、岡崎市の手づくりサンドイッチのお店「すずや」のタマゴサンドと緑茶などの飲みものを無料交換できました。

 

ほかには岡崎市の老舗和菓子店「近江屋本舗」で夢大福など和スイーツ、キッチンカーではフランクフルトやオムソバ、麩菓子・麩田楽などがありました。


岡崎中央総合公園から約3kmのところには『スーパー銭湯ふろ屋』があり、レース後に汗を流すこともできます。

 

今年は家族との時間を大切にし、20kmから長くとも40kmまでのショートレースに参加していきたい。故障なく疲労を溜めこまず、楽しく走り切れる距離がそのぐらいと思っています。

 

トレーニングを続けながらいつの日かの海外レースに向けて体力向上したいと思います。

Never Stop Running.

 

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