こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
今日は三重県いなべ市にある鈴鹿山脈、藤原岳でトレイルランツアー！
藤原岳は過去５回開催して２回は台風直撃で中止、２回は雨天と、晴れは１回だけ。なかなか天候に恵まれないコースです。この日も雨。誰か雨を呼んでいるんじゃないですかね〜絶景が見えるまで来年も再開催したいです。
ツアーでは珍しい全員着席状態での自己紹介。お互い距離をとり、ソーシャルディスタンス時代ならではの風景です。これはこれで今後の思い出に残るでしょう。
必要義務装備品、レインウェアのチェック。雨の日に標高1,000mを超える山に登ろうというのですから何も言われなくても持参していて当然です。ちょっと怪しいなという人もいましたが、ほとんど全員の方がしっかりとしたレインジャケットを携帯してくれていました。さすがです。団体行動ですので軽装でももしものことがあれば、全体の迷惑となりますので厳しく見ています。
中にワークマンで購入してきた方もおり、最近は５千円台でも買えるのですから「アウトドア用レインジャケットは値段が高くて買えない」という言い分はもう通じません。
外は雨。山頂からの絶景は期待できず、
「（こんな日に山に行く人はほかにいない…）」
そう思っていたら、屋外に男女３人組のランナーがやってきた。
「（もの好きはいったい誰だ？）」
一人の男性が近づいてきて…
「安藤さん！」
ツアー参加者、知り合いでした（笑）原始人裸足ランナーのＮさん。最後にお会いしたのは７年前。足元は裸足にサンダルで「雨の日にヤマビルが出るのに裸足で登るんですか？」とびっくりして尋ねてしまいました。
登り始めて数分で、みんな「ぎゃー！！」ヤマビルがシューズに飛びついてきました。三重県の鈴鹿山脈ではヤマビルが出ることは広く知られています。主に梅雨時期に大量発生しますが、晴れていても出てきます。活動がないのは気温３０℃を超える猛暑の日だけです。
みんな事前のメールを読んでちゃんと食塩水やヒル除けスプレーを持参しており対策はばっちり。
テストして一番効果てきめんに見えたのはこの『ヤマビルファイター』。成分はディート＋衣類のコーディング材。ヒル除けスプレーは１,２００円近くし、いい値段がするのですが「買った価値はありました！」だそうです。
濃度１０％の食塩水も効果てきめんで３プッシュぐらいでヒルが落ちていきました。（１０％では弱く、濃度２０％あれば１プッシュで済んだかも）ただ食塩水や虫よけスプレーはヒル退治にはなりますが、ヒル除けにはなりません。
雰囲気のいい森。標高の高い山ならではの美しさ。お尻の模様がハートのシカの親子を３匹見ました。
山頂に近づくにつれ雨脚は弱くなり、やがてやみました。
「雨だとわかっていたので申し込み来ました。雨の中山を走ることがどんなものか知りたかったので。」という服装などのテストに来た男性の方がいらっしゃっいました。
→こういう人にもっと来てもらいたい！
何も見えないのはわかってはいたのですが、藤原岳山頂で記念撮影。風が強かったので退散、換気抜群。
北九州の平尾台や滋賀の霊仙山を彷彿とさせる白い岩のカルスト地形。
マラソン経験なしながらツアー参加１０回目となるＮさんも入門から這い上がってきて、はじめてのレベル３をクリアされました。
大の大人が、雨の中泥んこになりながら、ヤマビルにぎゃーぎゃー言いながら山に登る。そして、山頂は景色は見えない。
自分が何やっているんだろうな、という気持ちになりますがそれがトレイルランニング。
来年こそは晴れ！４月開催を検討。多度山の入門講習ツアーが始まれば桑名で２イベントできますね。
Never Stop Running.
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