こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
今日はこんなご質問をランナーの方からいただきましたのでお答えします。
「ペースを目安に練習すべき?心拍数を目安に練習すべき?」
これに対する僕の答えは、
「目的によってどちらも正しい。」
ランニング練習の目的が、「ある一定のペースで走る」ことが目的であれば心拍数を目安にして練習するべきではありません。
しかし、「運動強度やその日の体調を見ながら練習をする」ことが目的であれば、心拍数をチェックしながら練習することは有益になります。(心拍数は練習ペースだけでなくその日の気温や体調、ストレスの影響も受けるため、オーバーペースやオーバートレーニングを防ぎやすくなります。
これが僕が心拍数トレーニングをある程度参考にして練習することをおすすめする理由です。)
トレイルランニング専門でやられている方は、トレイルの場合は歩いたり走ったり、凹凸やガレ場もあったり、マラソンのように一定のペースで走り続けることはほとんどありません。よって、一定のペースを維持して走る目的は薄く、普段から心拍数をチェックしながら練習をすることの方が実践的で、よりレースで有益になります。
【記事】レースで撃沈!マラソン練習では「心拍数トレーニング」を意識していますか?
3代目となる私が長年愛用しているガーミンの920XTJ。画面が大きくて見やすく3つの情報を表示でき(時間、距離、ペース、現在の心拍数、平均心拍数、今いる山の最高標高、獲得標高など)ウルトラランニングレースでバッテリー持ちが良いのが特徴。
ペースで練習する、心拍数を元に練習する、のほかに主観的強度(自分の感覚)で練習するを付け加えておきたいと思います。
海外のトップアスリートの中には「私は時計をつけない」という選手がいますが、別にとんでもないと考えこともなく、それは主観的強度(自分の体感で)練習することが目的なので良いのです。
しかし、これは上級者向けです。速いランナーの人から「時計ばかり見ていてはダメだ。自分の感覚も頼りにしなさい。」という言葉を間に合けてはいけません。初心者ランナーやいうも目標未達に終わるランナーのほとんどは、ペースにむらがあるから失敗につながっているわけで、ほとんどの人は普段の練習はペースか心拍数、どちらかをチェックした方が有益です。(だからと言って練習中に時計を見すぎるのも脳を疲れさせますのでほどほどが大事です。)
このご質問をされる方の多くは、日々の練習目的が明確になっていない可能性が高いです。
「今日は何を目的に練習をしているんですか?」
と尋ねられて、いつでも即答できることこそが重要です。
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