こんばんは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
新型コロナウィルスの影響による不要不急の外出自粛要請。
皆さまはこの機会に、
「やりたかったけれど普段できなかったことをしてみよう!」
と考えてみた方も多いと思います。
僕は「自宅にあるシューズの重量をすべて計測したい。」と考えていましたので、この機会に計測し重量をランキング化してみました。
これからはランアプリのストラバの使用シューズにも「サイズ」「購入日付」に加え、「重量」も管理することにしました。
なぜなら「シューズ重量が増加することによって必要な酸素摂取量も増加する(酸素負債が増える)」ということがわかっているから。
一般的に公表されている片足シューズ重量は26cmか27cmが中心です。私は28cmか28.5cmと脚が大きめなので、だいたいの皆さまより重いシューズを履いていることになります。
中級者以上ランナーや体重が重いランナー、筋力不足の女子ランナーには「レースではシューズ重量負荷について真剣に考えましょう。」とアドバイスしていますが、シューズは足を保護してくれる便利なものである面、同時に両足に重りをつけているようなもの、重ければその分余計な酸素と筋力を必要とします。
世界のトップアスリートはシューズから服装、その1gの重さまで気にしていると言います。僕も自宅のウェアやリュックを計測してもっと身軽に走ることができないかを考えています。
ここからはランキングです。(僕の現在所有しているシューズからになり偏りますが)
「どうやって計測しよう?」と思いましたが、料理測りの上に、洗面器を乗せ、洗面器重量を引いて計測すればokでした。
▼ロードランニングシューズ重量ランキング
重量/メーカー名/製品名/サイズ
1(片足195g)Adidas Adizero Takumi Ren 3 28.5
2(片足204g)Nike Vaporfly 4% 28.0
3(片足207g)Nike Vaporfly NEXT% 28.5
4(片足248g)Reebok Flexweave 28.0
5(片足285g)Nike ZoomFly 3 28.5
6(片足336g)Brooks Levitate2 28.0
いまどんどん履きつぶしている過程ですが、自宅にはまだシューズがたくさんありますね。^^;A ナイキは人生で一度も履いたことがなかったのですが、ヴェイパーフライの登場を機にシューズはナイキばかりになりました。
【感想】
アディゼロタクミよりヴェイパーフライの方が軽い。そう思っていたのですが計測して驚きました。タクミシリーズはその軽量性が目立ちます。
ナイキのヴェイパーフライネクスト%は28cmでも200g。「厚さは速さだ!」ばかりが注目されますが、まず「軽さは速さだ!」ですね。ネクスト%は軽いから購入し、たとえ性能が良くても重たければ購入してなかったと思います。
幅広いランナーに人気のズームフライは「やや重い」という印象通り重量がありますが、走っていてそれを感じさせない軽さと反発を感じます。
アディゼロタクミとブルックスのLevitate2とでは、重さが130gも違います。
「シューズの重量が片足100g増加することによって酸素摂取量が約1%増加する。」という報告があります。(The Effect of Shoe Cushioning on the Aerobic Demands of Running~デサントスポーツ科学Vol.14)
実際、ブルックスのLevitate2は同じ楽さのジョグでも、ほかのシューズを履いたときと比べてだいたい20秒程度ペースが遅くなる実感があります。日ごろキロ5分で走っていたら、5分20秒ぐらいになるイメージです。
「ブルックス史上最高の高反発」をうたっていますが、軽量化が進む最近では330gオーバーの重さは両足に鉛をつけているかのようで、筋力強化目的のシューズとしてこちらは利用しています。
▼トレイルランニングシューズ重量ランキング
(片足233g)Inov-8 Terraclaw220 28.0
(片足243g)Inov-8 X-talon225 28.0 243g
(片足288g)The North Face UltraTrailSpeed 28.0
(片足317g)Nike Gyakusou Air Zoom Pegasus 36 Trail 28.0
トレイルのシューズの場合はグリップ性や耐久性、安定性なども重要なので、単純に「軽ければいい」わけではありませんが、それでも軽いと走りやすく、上り坂も楽であることは確か。
ナイキのGyakusou Air Zoom Pegasus 36 Trailはデザイン性だけで選んだのですが、履いていて「重い」と感じる通り、やはり重いですね。はじめてトレイルを走ったランナーの人が「きつい」と感じるのは、普段履いているロードランニングシューズと比べてトレイルのシューズの方が重いことも少なからず影響していると思います。
▼番外編
(片足226g)On All Black Edition Cloud
普段履きで使用している、On。疲れず履きやすいのですが、その印象通りの軽量性。
【今後のシューズ購入方針】
サポート性やそれ以外の要素もシューズ選びに大事な要素ですが、あまり重いシューズを履くと酸素負債が増えて疲労が増すだけでなく、脚の引きあげにも余分な筋力を必要とすると考えています。
これからも私はなるべく片足250gを超えるシューズはランニングシューズでは購入しないことにしました。トレイルのシューズもなるべく250g前後のシューズに絞って購入したいと思います。
シューズのサイズや重量まで記録していくと、今後自分の買うシューズタイプも見えてきますね。
リストを見ていただいた通り、同じシューズは二足としてありません。さまざまなシューズで練習することによってシューズ寿命も長くなり、けがの発生を避けることができていると考えています。
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一度、ランニングフォームを見てほしい