こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
 
 

第9回大阪マラソン2019、走ってきました!

 

トレイルのレースでは予約したホテル前がスタートだったり、スタートの20分前までホテルで寝ていたりすることはよくあるなので、2時間前には現地集合し、寒空の中でスタート時刻の1時間前には並ばなければならないというのは久しぶりで辛かったです。

 
オールスター集結!これだけのメンバーと走る機会はそうありませんね。

グループエントリーで2チーム14人が当選、そのほか個人エントリーで11人が当選、僕の知るかぎりでも大阪城と長居の練習生に個人レッスンを受けられた人で少なくとも25人は走ることがわかっていました。当日集まらず、写真に映っていない人も多くいます。
 

「金・土曜日はぐっと冷えこみましたが、今日は再び気温が上昇し11時以降の体感気温は18℃まで上がります。後半は意識して水分補給を。脱水症状にならないよう。」アドバイスし、まわりが「エイ!エイ!オー!」と盛り上がっていたので我らも負けじと気合いを入れました。
 
グループエントリーの記念品トートバック。「フェニックスA」って…エントリーにチーム名が必要だということで「A、B」そう適当に伝えましたが、トートバックに印字されるとわかっていれば別な名前にしていました。
 
手袋ももちろん赤。寒い日のレースや朝と昼とで寒暖差のあるレースには手袋が大活躍。必須アイテムと言ってもいい。僕は手が末端冷え性なので、スタートから21kmを過ぎるまで手袋をしてました。それ以外は軽装。半袖で、ホッカイロなども付けてません。
 
冬場のマラソンレースアドバイス

冬場は手袋を!末端から身体は冷えてきます。

 

今回はトレイル用のウィンドブレーカー雨具もスタート時に羽織り、携帯して参加しました。トレイルのレースでは寒ければしっかりと衣類をもって防寒できますが、マラソンでは寒いことがわかっているのに軽装で並ばなければいけないことが(それも長時間!)、山主体の僕の考えとは相反する行動で、ランナーの皆さまタフだなあといつも関心しております。

 
「荷物預かりからスタート地点まで少なくとも25分は見ておいてください」と案内に書かれていたのですが、大阪城の地理を知っているので「(そんなに時間がかかるかなあ?)」と思っていたのですが、アドバイスに納得。すごいランナーの数でなかなか前に進みませんでした。スタート地点についたのは40分前ぐらいで、スタートまであっという間でした。
 
【大阪マラソンアドバイス】

大阪マラソンでは時間に余裕をもって整列しておくべし(そのためにはトイレ行列も早めに済ませておくべし)トイレ行列→急ぎ足で走る→スタート位置へは最悪のパターンです。

 

スタート地点へと向かうためにはこの階段を登らなければなりません。日ごろ坂道練やレイルを走っている人にとっては大したことないと思いますが、すでに「足が疲れた」という人も。
 
Fグループの位置につき人混みをかき分けて前へ進むと…偶然に練習生グループ4人を発見!
 
いざ出陣!ネバー・ストップ・ランニング。今年の大坂マラソンTシャツはオレンジ、レッドは映えます。目立って応援者に見つけてもらいやすいのでよかった。
 
今日はのんびりと走るとは言ってもさすがにキロ6分では走れません。練習でも走らないペースで遅すぎます。この日は家族応援者に「予想タイム3時間45分でチェックしていて」と話していたので、キロ5分20秒で淡々と走る予定でした。
 
スタートで練習生女子ランナーのTさんがサブ4目標で「一緒について行く」と話すので、21km地点までサブ4のぺーサーをすることにしました。
 
Tさんは当初4時間15分を目標に話していましたが、月間200km走りこんできたこと、花脊の森トレイル女子ロングで4時間を切ったことから、「今達成せずにいつ達成するんですか!」とげきを飛ばして、サブ4に上方修正。
 
Tさんとはマラソンレースの実況アドバイスをしながら走りました。「なんて贅沢なんでしょう」と言いながら、5分40秒ペースでずっと僕と笑いながらお喋りを続けていたので、「これはいけるな」と思い別れました。その後、見事サブ4達成!
 

非常に贅沢で貴重な時間となりました。3時間56分にて無事完走できました。安藤さんと別れてのハーフ以降、正直不安でしたがアドバイスいただいた内容をしっかり守ってなんとかゴールできました。出し切りました。記憶に残る本当に良い一日となりました。(大阪府豊中市/女性Tさん)

 

マラソンでは調子がいいときに、えいやっ!と目標達成しておくことが大事です。そんなに調子がいいときは訪れません。最近は全力を尽くそう(自分の限界予想タイムに挑戦しよう、そのための練習をしよう)という人が減ってきているように感じる中、Tさんには全力を尽くすことの素晴らしさを知ってもらえてよかったです。やっぱり目標を掲げ、努力をし、それを達成したときの感動は素晴らしいものがあります。

 

サンタの仮装をして出場した練習生もいました。全員サンタ帽を被って走るともっとよかったかなあ。

 

この日もう一人、教え子な女子ランナーの方で悲願のサブ4を達成された方がいました。岡山県在住のMさんです。


昨年2月まではマラソン5時間近いランナーの方でした。走ることは苦ではなく、月間200km近く練習されていましたが、そのほとんどはゆるゆるジョグで、僕の元を訪れられたときにも競争意欲は控えめな方でした。それが意識が変わり、練習内容をあらため(ゆるゆるランナーの方が苦手なレースペース走にも取り組み)、トレイルランニングや坂道走にも新しく取り組み、フォームカイゼンに3度も取り組まれてきました。

 

大阪マラソン走ってきました。手元の時計で3時間58分、ぎりぎりサブ4達成です。スタートから渋滞がひどく3kmぐらいまでは自分のペースで走れませんでした。35kmまでは快調でしたが、その後少ししんどくなりました。39km過ぎにお腹が痛くなってトイレに行きましたが、幸いにも空いていて2分弱のロスで済みましたが、もし行列できていたら達成できませんでした。危うかったです。

 

40km過ぎのまあまあの坂で足が止まってしまい、歩いてしまいました。キロ6分10秒ぐらいまで落ちましたが、そこからは本当に苦しかったです。大会前は「気力を振り絞って頑張ります」メールしましたができませんでした。この点は反省です。

 

今日は走った後の内臓のダメージがいつになく強いような印象です。自己記録を30分以上更新できました。本当にコーチングとアドバイスのおかげです。ありがとうございました。(岡山県在住/女性Fさん)

 

ここまでもがいて、もがいていた方だったので感動しました。1年半以上かかりました。序盤渋滞にトイレにも行って、歩きも入ってサブ4達成、余力のあった証明だと思います。

 

女性の方はトイレに立ち寄ったら目標達成が困難になります。特に大阪マラソンのような大規模マラソン大会ではトイレも混みますのでより一層難しいです。一度でもトイレに行く人であれば目標タイム以上の練習をし、その体力をつけていることが必要です。サブ4に挑戦には、まずハーフマラソン1時間53分以内の持ちタイムは欲しい。
 

21kmからは僕の普段のジョグペースで走り始めました。サブ4ぺーサーしていたので、ここから3時間45分までペースアップできるか。 

僕は普段30分以上おきしか給水しないのですが、サブ4ペーサーのTさんと給水所に立ち寄り過ぎたため(飲まなければいい話ですが)、水分の摂りすぎでトイレ小に行きたくて仕方がない。結局、最後の最後まで我慢しました。速く走ってトイレを済ませたかった。


こういう場合はトイレに駆けこむつもりでゴールします。


しかし、僕の周囲ではキロ5分30秒より速いペースで走っている人はほとんどおらず、当然ながらペースアップするとすぐ前のランナーに追いつき、減速が入る。非常に走りにくい!ストレスマックス。
 
「30kmを過ぎたら人もまばらになるだろう」と考えていましたが、大阪マラソンは申告タイム順ではないのか、ウェーブスタート採用によってゴールまでずっと大混雑でした。
 
いま以上にペースアップするのはストレスがたまりますので、やめてこのままゴールに変更しました。3時間50分という全体で言えば平凡なタイムにも関わらず、ランナーズアイでは第3ウェーブ内では290位とマラソン大会ではありえない好順位でした。
 
29km地点のまいどエイド。から揚げ!油ものなんて一番胃に負担のかかるもの、普段ならまず食べませんが挑戦してみました。
 
続いて、コロッケ。
 
シュークリームもいただきました。
 
右から左へと並んでいる食べものを順に口の中へ次々と放り込んでいったので、よくわからない味になりました(笑)こんなもの食べても消化されるのは1時間後ですから、お腹が満たされた風にに感じますがすぐにエネルギーにはなりません。後半の給水所にはファンタグレープ、Qooのみかん、爽健美茶、コカ・コーラ、スプラ―トなどもありました(ファンタ、爽健美茶もしっかりといただきました)
 
スタートからフィニッシュまでいつ、だれが、どこで見ているかわからないので、できる限りいいフォームで走ることを心がけました。
 
シューズはナイキのヴェイパーフライではなく、アディダスのアディゼロブーストセンを選択。ぎりぎりまで悩みましたが、ヴェイパーはキロ5分よりも遅いスピードでは疲れるだろう、大阪マラソンの新コースでは上り坂も多いのでふかふか厚底シューズは向かない、そう考えてヴェイパーはやめました。平坦や下り坂は良いのですけれど、上り坂では極端に走りにくくなるシューズだと思っています。
 
個人的には正解でした。後方スタートのランナーのとっては常に前がつまり走りにくい状況だったので、そんな状況ではヴェイパーを履いたら走りにくかったkとでしょう。
 
ゆっくり走っても、ラスト3kmはまあまあの疲労が押し寄せてきました。マラソンはどんなペースで走ってもそれなりにしんどいスポーツ競技だと思いました。もし5時間、6時間ペースで走ったら楽かというと、それはそれでしんどい。皆さま、素晴らしい!
 
ゴール後のフィニッシャーズタオル手渡し、メダル渡し、荷物の手渡しなどすべてスムーズでした。大阪マラソンの受付から誘導案内、ゴール後まで運営はパーフェクトだったと思います。
 
目標は100人の知り合いランナーさんと会うことでしたが、出会ったランナーさんは40人。今日は、ほとんどの給水所で立ち止まって補給でき、ランナーさんを見つけて手を振ったり途中立ち止まって家族と記念撮影をしたりして、当初の目的を果たせました。
 
僕は新コースより旧コースの方が好きですね。新コースは大阪城ゴールなので最後まで沿道は途切れない良さはありますが、コースレイアウト変更のためか、昔ほど御堂筋をゆっくり楽しむことができず、旧コースはあの南港に向かって応援が静かになっていく様子が逆に好きでした。坂道も南港だけでしたし。
 
参加人数を増やしすぎたためか(まだまだ定員を増やすと話しているらしいです)、よりお祭り要素、ファンランの様相が高まったのが大阪マラソンだと思います。
 
来年もグループエントリーしようという話がみんなで持ち上がっているそうですが、僕は…
 
応援下さった皆さま、ボランティアの皆さまありがとうございました!
Never Stop Running.

 

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