こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

いよいよポーランド編がスタートします。久しぶりの海外レースレポートです。


Photo by natural-born-runners.pl


「夢を語り続けていれば、やがて協力者が現れる。」

史上最高に泥んこ!ドイツの隣の国、ポーランド南東部で150kmのトレイルランニングレース、ウムコウィナウルトラトレイル Łemkowyna Ultra-Trail®が開催されます。2019年で第6回大会で、ウルトラトレイル・ワールドツアーのディスカバリー・シリーズ Ultra-Trail®︎ World Tour Discovery Series(以下、UTWT)の一戦です。150k, 103k, 70k, 48k, 30kの全部で5カテゴリーあり、ランナーのレベルに合わせて豊富な距離が用意されています。


 

大会ウェブサイト(英語版)はこちら

 


この大会に興味を持ったときにはエントリー満員で締め切られていたのですが、主催者から特別にゲストランナーとしてお誘いいただき、150kmの部に参加します。



「100か国100レースを目指している」と話したら、「30か国達成するだけでもすごいよ!その夢、何か力になれることがあれば全面的にバックアップするよ。」と優しくしてもらっています。ポーランドと繋がりができました。国内のレースで僕が招待されることはまずありませんが、海外のレースでは有難いことですがこのようによく招待してもらっています。海外レースが主戦場ですので、これでいいです。

 

ウルトラトレイル・ワールドツアー7戦目!

2019年は新たに5か国を訪問し、ポーランドが年内最後の海外レースになります。このブログやトレイルランナーズ大阪のFacebookページ、Twitter、Instagramなどでポーランドの風景や大会の様子をアップしていきます。

 

これまでに参加をした世界のUTWTレースは、

 

・ウルトラトレイル・マウントフジ Ultra-Trail Mt. Fuji 160km(日本)

・ホンコン100 Hong Kong 100 Ultramarathon 100km(香港)

・タラウェラ・ウルトラマラソン Tarawera Ultramarathon 100km(ニュージーランド/ロトルア)

・カッパドキア・ウルトラトレイル Cappadocia Ultra-Trail 114km(トルコ)

・100マイル・オブ・イストリア・ウルトラトレイル 100 Miles of Istria Ultra-Trail(クロアチア/イストリア半島)

・NUTS Ylläs Pallas Ultra Trail 160km(フィンランド・ラップランド)

 

今回のウムコウィナウルトラトレイル Łemkowyna Ultra-Trail®で、ウルトラトレイル・ワールドツアー(ディスカバリーレースシリーズ含む)は7戦目になります。全シリーズ参加したおそらく日本人およびアジア人にはおらず(同月に開催される大会や毎年新しく追加されていることもあるため)、時間にお金、一番必要なのは体力なのでコツコツと達成していきます。

 

ポーランドでは10月が紅葉の時期でトレイルランニングのベストシーズン

ポーランドの人口は3843万4,000人(2017年12月)、面積は約32万2575㎢。首都はワルシャワで、公用語はポーランド語で英語は通じずらく、中・高年層にはドイツ語やロシア語の方が通じます。日本と同じくポーランドにははっきりとした四季があります。8月を過ぎると急速に日が短くなり、10月を過ぎればワルシャワでは雪が降ることがあるようです。

 

この大会が行われる10月は秋で紅葉のシーズン。今回訪れるクラクフの日中の最高気温は15℃、山の中や夜間は気温ひと桁台または氷点下の予想です。10月の日本の最高気温が22℃~24℃ですので、日本から訪問するとかなりの気温差があります。


Photo by natural-born-runners.pl


Łemkowyna Ultra-Trailのコースは、史上最高に泥んこらしい

100km、150kmの部はポーランドの人気スキーリゾート地である、クリニツァ=ズドルイで行われます(それ以外の選手はスタート地点の街が異なります)。スタート地点の標高は600mで、コースの標高は最高で868m、累積獲得高度は5,860mD+となります。山も高くはなく、登り下りはそんなに長くありませんが、起伏の連続のコースで、下りは尻もちをついて下りなければならない箇所もあるそうです。主催者も”史上最高にマッドなトレイル!””ゴールしたときにはランナーは頭の先からつま先まで、そしてお尻まで泥んこになっているだろう”と、コースのマッドネスを大会PRの一つにしています。

 

大会公式サイトより転載

 

僕がこの大会に参加をしようと思ったのも、選手がとても走れないような、滑って転んでしまう泥んこのトレイルに興味を惹かれたから(モノ好きですね)。


私が階級違いのウルトラで上位成績でゴールできるとは思ってはいません。しかし、100kmオーバーやこうした泥んこコースではウルトラの距離が専門ではない、私のようなランナーにもそこそこの順位でゴールできるチャンスがあります。

 

ゴールは桶の風呂にサウナ?

150kmのスタート地点のクリニツァ=ズドルイはポーランド最大の温泉街です。無事にゴールできたらランナーは屋外で桶に浸かることができるとあってそれも興味を惹かれた理由でした。

 

2019年は27カ国から選手が集まる、将来的にはポーランドで最大の大会になりそう

2019年のŁemkowyna Ultra-Trail 150kmには27か国から430人がエントリー。日本人一人、アジア人では私一人だけです。

 

なぜなら主催者側のミスで、ホームページからその国に居住する人以外、外国人はエントリーできない仕様になっていたからです。フィニッシュからスタート地点に戻るためにチケット購入が必要な有料シャトルバスも申し込めないようになっていたので、日本人どころかおそらくほかの国からの参加者は僕一人だけかもしれません。イギリスやアメリカ、チェコ、スロヴェニア国籍の人がちらほらいますが、98%近くがポーランド人です。孤立無援、ワクワクします。


ポーランドのランナーは強い。果たしてどんなレースになるか?


Photo by Fotografia Piotr Oleszak

 

スタートは10月12日土曜日の午前0時00分(日本時間13日土曜日8時00分)。日の出は午前7時ぐらいなのでスタートして7時間は夜間走になり、日の入りは午後6時でほとんどの選手は再び2日目の夜を迎えることになります。制限時間は35時間とやや短めで、平坦や緩やかな上り坂は走らなければ完走できないコースです。給水ポイントが8箇所、うち補給食が提供されるエイドが4箇所、仮眠できる場所も3箇所設けられています。150kmもの長距離であれば給水ポイントは10箇所から15箇所は一般的に設けられていることと比較すると、少なめです。

 

正直、深夜スタートのレースは苦手です。過去には同じく午前0時00分スタートのOSJおんたけウルトラトレイル100Kで、酷い目にありました。20年間、毎日10時30分ごろには寝て、6時30分に起床する1日8時間睡眠のリズミカルな生活を続けている僕には、夜10時以降は普段寝ている時間帯なので体の動きが悪いです。しかし、今回は時差があり日本時間では朝8時ですのでそれがどう身体に影響するでしょう。

 

お誘いしてもらったので、今回は地べたを這ってでも完走したい。

 

つづく

Never Stop Running.

 

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