こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 

 

例年8月~10月、季節の変わり目にかけてはスズメバチが活発なシーズンとなります。

 

先日イベント中にハチの巣に遭遇しランナーが刺されました。

 

過去7年間ではじめてぐらいレアなことです。今年は夏の気温が高く梅雨の期間が短かったため、生育環境に恵まれスズメバチが大量発生しているようです。

 

みんなヘビは「怖い!」と言うのに、スズメバチが出ても平気な顔をしている人がいるので毎度のことながら不思議です。僕は蜂は苦手です。走ってきて蜂が視界に入って来たらわかり、すぐに逃げます。ヘビは自分からは襲って来ませんが、蜂は襲ってくるからです(巣が近ければ)。

 

・黒いウェアは蜂に狙われやすい?

これには科学的な根拠はありませんが、刺されたのは大抵が黒いウェアを着たランナーの人です。今回も黒いTシャツや黒いタイツを履いた人、主に女性が多くが刺されました。男性で刺された人は一人だけでした。

 

テレビ番組で全身防護対策をしたカメラマンに、カメラに向かった蜂がめった刺しして来たり、ある調査でも最もハチに刺されやすい部位は「頭」であるそうですので、この説は根拠がなくとも伝え続けています。

 

万が一山で蜂に刺されてしまった場合は、

 

ハチに刺された直後に取るべき6つのステップ

1.まず一番に刺されたらすぐにその場から数十メートル離れる(巣から離れる)

2.次、刺された傷口を水でよく洗い流す。

3.ポイズンリムーバーで毒液をしぼり出す。水でよく洗い流す。

4.抗ヒスタミン剤を含むステロイド軟膏などがあれば塗る(薬局で購入できます)。

5.激しい運動(トレイルランニング)はやめて、歩いて下山をする。

6.腫れていれば濡れたタオルな氷で冷やし、患部を挙上し安静にする。

(お酒は血流がよくなって腫れが増すので飲まないこと)

具合が悪くなったり腫れがひどい場合には、速やかに医療機関を受診。

 

蜂に刺された直後は、急に大きく腫れることはめったにないことは覚えておきましょう。蜂にさされた数日以降に大きく腫れ出すことが多いです。その後痛みからかゆみに変わり、完全に回復するには数日かかることがあります。「なかなか腫れが引かない」と心配をする人がいますが、蜂に刺されたら3、4日は腫れることはあります。

 

蜂に刺されたら立ち往生せず、速やかに現場(巣)から数10メートル離れること、2次災害、3時次災害の防止が優先です。「蜂が怒っています」と近くで様子見をして、刺される人もいます。

 

・刺された傷口を水でよく洗い流すためには?

日ごろから十分な水を携帯しておかなければなりません。「日ごろ飲まないから」という理由で十分な水を備えてない人は、蜂に刺されたりあるいは転倒し出血したりした場合に傷口を洗い流す際に自分が困ることになります。僕が「水だけは常に多めに携帯しておきましょう」と常日ごろ話しているのは、水はさまざまな場面で使用する機会があるからです。

 

ポイズンリムーバーをちゃんと携帯していた人は、主催者の僕を含めわずか2人でした。

 

山に行くのは初めてで、体験参加でポイズンリムーバーを知らない、携帯していないのは仕方のないことだと思いますが、経験者もたくさんいる中で携帯している人が1人だったのは残念でした。

 

ポイズンリムーバーは完ぺきではありません、毒が体内に微量でも入ればアナフィラキシーの症状は出てしまいます。ただ症状を軽減するのにあった方がよいアイテムです。

 

おすすめのポイズンリムーバーをご紹介。市販品の中には傷口に合わせて複数のキャップのついたものがありますが、結局重たくて持ち歩かなくなることがほとんど。会社を見れば同じメーカーさんなこともあります。つまり、メーカーさんとしてはどちらを購入してもらってもいい(笑)

 
インセクトポイズンリムーバー。コンパクトで軽い、そして安い。必要機能は満たしています。
 
裏面。
 
説明書も付属しています。必ず使い方を熟知しておきましょう。使い方を知らなければもしものときに困ります。

こんなに持っています。刺されるのは一人とは限りませんからね。
 
山へ行く場合にはポイズンリムーバーの携帯を強くおすすめします。蚊やアブに刺された場合にも効果を発揮します。

そんなに高いものでもありません。登山・トレイルランニング経験者と語るのであれば、携帯率100%を目指してもらいたいです。
Never Stop Running.

 

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