こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
マラソンシーズンはまだまだ続きます。
また教え子から嬉しいレース報告がありました!
今年56歳の女性ランナーMさんから。
Mさんは、2016年12月にわざわざ香川県から大阪市内までコーチカイゼンを受けに来てくれました。
2年ぶりに「あらためてレッスンを受けたい」とメール相談がありました。
Mさんの運動プロフィールは、
帰宅部で、運動は苦手で、学校の体育はいつも1か2。
ラン歴は、2014年に走りはじめておよそ4年。
2016年12月にお会いしたときには、
10km63分で、ハーフやマラソン経験なし。ランニングビギナーでした。
2018年10月末にあらためてお会いしたときには、10kmは54分と大幅更新されていた一方、ハーフは2時間18分、フルマラソンは5時間もかかっていました。
当時は、「足底がしびれてくる」「足首が痛い」といった悩みを抱えていましたが、「カイゼンを受けて以来それはなくなりました」とのことでした。
「10kmを54分!?そんなに速く走ることができるのにハーフが2時間18分もかかっているんですか。それはおかしい。」
フォームカイゼンや練習内容の見直しに取り組みました。1ヶ月後、Mさんから喜びの声がありました。
先日はご指導ありがとうございました。
11月はじめに「第29回六甲シティマラソン10km」でDブロックスタートで、57分10秒でした。その後、11月25日に香川県小豆郡で開催された「瀬戸内海タートルマラソンのハーフ」で2時間1分55秒、自己記録を16分近く大幅に更新できました!
急ではありませんがアップダウンの連続があり、うまく下れたと思います。17kmまではずっと6分を切るペースで走れました。18kmの登りでは足が重くて6分20秒かかりましたが、ラスト3kmは6分8秒まで上げることができました。自分でもびっくりするぐらいの記録更新です。来年1月末にフルマラソンに向けてまたご指導いただけたらと考えています。ありがとうございました。
10km57分で、同じ月にハーフを走って2時間1分、この記録はハーフの方がよかったことになります(笑)Mさんの10km54分の記録からは「ハーフ2時間ぎりぎり」という予想でしたが、いまの実力をすべて出し切れたことになります。おめでとうございます。
僕の経験上、野球にテニス、剣道など学生時代にどんな運動でもしていた人は、「スポーツを教わる」「スポーツの動きを身につけていく」ということを学んでいるため成長も早いです(たとえ遊びレベルだったとしてもそれはプラスになっています)。
逆に、社会人になるまで何の運動もしていなかった人は、過去に運動経験のあった人に比べてスポーツを学ぶのにも非常に時間がかかります。
Mさんは後者の一人でした。
はじめてレッスンを受けた時には、教わったことに首を傾げている様子でした。
自分がよいフォームで走っても悪いフォームで走ってもその差がさっぱりわからない。
それからMさんが素晴らしかったところは、「シューズのかかとの消耗が早い。きっとまだ走り方が悪いに違いない。」と、「自分ができていない」ことに気づき、あらためて自分からレッスンを受けに来られたことです。
スポーツを指導するコーチは、「100の言葉を持っていなければならない。」とも言われます。
伸び悩んだ人の行動を変える近道は、「伝え方」を変えることだと思っています。
今回は「伝え方」を変えてみました。
Mさんにはその「伝え方」がぴたりとハマったようで、「走りやすい!」「上半身と下半身が連動している感じがする」と喜んでいました。あまりにランニングフォームがよくなったので、上り坂と下り坂のコツもレッスンしたところ、これも素晴らしい姿勢で走っておられました。
Mさんの走りを見て「四国のローカルなトレイルのレースでは人生初の年代別表彰台に立てるかもしれませんよ。」とささやいておきました(笑)楽しみです。
相手が言葉をどのように受けとるかだけで、結果は大きく異なるものですね。
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一度、ランニングフォームを見てほしい