こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
先週末は大阪マラソンでしたね。
何十人かはランナーズアップデートに登録し、衛星GPSで上から見ておりました。
「ペースが速すぎるなあ」「サブ4目標だと話してたのに全然目標ペースで走ってないじゃないか!」「立ち止まってるなあ!トイレにでも行ったのか?」とか(笑)
報告からマラソン目標達成できた人、30kmの壁に泣いた人、ドラマがあったようです。
自分が練習した以上の結果が出ることはない、それがマラソンです。
ランナーズアップデートを見ていて、OやP最後尾ブロックからスタートしたランナーは軒並み後半でペースダウンしていましたね。
もちろん練習量や序盤のオーバーペースの影響も大きいですが、30分歩くのは普段の日常でも疲れます。
都市型マラソンでは、最後尾ブロックの時点でそもそも不利です。前日にEXPOで歩きすぎた人はもっと不利です。
大阪マラソンは平坦で走りやすくコース自体は記録が出やすいと言われてはいますが、スタート位置で有利不利がある程度決まっているレースでもあります。後続ランナーほど疲労のハンディキャップを抱えて走っています。
平坦で走りやすくて、ランナー渋滞がなくて、トイレの行列もなくて、スタートまで近くて…
人気レースを選ばずローカルなレースを選ぶしかないですね〜
さて、大阪マラソンでコーチカイゼン受講者からサブスリー(マラソン3時間以内完走)達成者が生まれました!
大阪在住のNさん、ご職業はドクター。国家資格の勉強もしながら(試験も無事に合格)、仕事と家族孝行も両立しながら月間300km以上練習してきましたが、いつも目標マラソンレースでは3時間まであと一歩、マラソン後半の壁に泣いてきました。
何としても達成したい!半年間でフォームカイゼンを3度にわたって受講され、ランニングフォームに磨きをかけ、練習メニューの見直し、筋持久力とスタミナのアップに努めてきました。
Nさんのように動機づけが非常に高く、自分で決めた練習目標を完遂する率が高い人は、マラソンで成功するランナーの特徴です。
おかげさまで大阪マラソンでサブ3達成できました!さらにグロスでもネットでも2時間54分を達成できました!
当日の気候も最高でしたが、前回と明らかに違ったのはマラソンレース後半の粘りです。
安藤さんに教わったドリルを何回も反復練習し、効率的かつ疲れてからも崩れないフォームになったおかげで、30km以降の乳酸蓄積やスタミナ切れがほとんどなく、30kmまでほぼ4分6秒、30-35kmは4分12秒、35kmから40kmも4分19秒で耐えしのぎ、ラスト2.195kmは再び4分10秒にまでペースアップできました。
フォームKAIZENとドリル、走りこみのおかげで、30km以降の地獄もなくあっという間の42.195kmでした。肩甲骨を動かし、骨盤と連動させる動きはつい1週間前にしっくりきたばかりで、まだ自分のものにはなっていないので、もう少し伸びしろがあるのかもしれませんが、今の自分の実力を十分に発揮できたと思います。ぎりぎりサブ3が目標だったので、予想外の好記録に戸惑っています。本当にありがとうございました!
Nさん、おめでとうございます!国家資格の受験勉強をしながらも、7、8、9月も300kmから400km近い練習量を積み重ね、その努力が実を結びました。
3時間以内でゴール達成者の比率は、ランナー人口全体の3%しかいないと言われます。
「少ない、難しい」と考える人がいるようですが、僕は「サブ3を目指す人がそもそもいない」それだけだと思っています。達成できるかどうかは抜きにして、いつかは目指そうという人がいないのです。自分が目指していないのに、誰が到達できる?
先日、マラソンサブ4(マラソンを4時間以内でゴールする人)は「女性では1割しかいない」という統計を紹介したところ大反響がありました。さらに僕が「これは達成が難しいことにはならない。そもそも目指していない女性が多く、目指している人だけで達成統計をとればもっと高いはず」というようなことをTwitterでつぶやいたところ、ある人が「そうですね。私のまわりでもサブ4目標にした人の2人に1人は達成していますね」と返事がありました。
山に登ってみて引き返したのか、道半ばなのか。
そもそも登っていないのか。
この違いは、大きい。
そもそも登っていない人が到達する頂きはない、というのが僕の考えです。
僕の座右の銘、
「目指した頂きには必ず到達する。」
Nさんのサブ3に向けた努力、目標達成を通じて「やり続ければできる」僕も刺激をもらいました。もちそんNさんに限らず、大阪マラソンに向けて努力を積み重ね、ベストを尽くした皆様の走る姿にも同じく大きな刺激をもらいました。
大阪マラソンに参加された皆様、お楽しみさまでした!
これが終わりではありません。
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一度、ランニングフォームを見てほしい