こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
いよいよ今週末11月18日は、神戸マラソン2018。
僕の教え子練習生やコーチカイゼンを受けた人も多く出走します。
良い報告をなるべく聞きたいので、アドバイスを書いておきます(笑)
大会当日の日中の最高気温は18℃、最低気温は11℃。
20℃は超えない予報で、ベストコンディションです。
降水確率は60%です。にわか雨がぱらつくかもしれない程度です。(予報は直前で変わることがあります。ご自身でチェックしてください。)
・スタート!
早朝は肌寒い季節となり、たとえにわか雨でも体を濡らしてしまうと、スタートしてから須磨・垂水までは海沿いを走りますので、風で体温が奪われ、後続ランナーほど低体温になる可能性の高まり予想できます。「スタートして体が温まりはじめるまで体を冷やさないこと」が一つのポイントです。
そのためには?百均で「ポンチョ」を購入し、被ることを強くおすすめです。ポンチョは必ず、ナンバーカードが見える状態で着用しましょう。ルール的にも問題があるばかりだけでなく、ゴール後の自分の写真が探せません。
ゼッケンベルトの購入・着用がおすすめですが、無地・透明の「家庭用のごみ袋」等に穴を開け、簡易的にカッパとして利用することでも対応できます。
・10kmから15km、折り返し25km過ぎまで
垂水に向けては2車線の1車線通行道幅は非常に狭く、スタートしたブロックや目標ペースによっては思うように走れない状態が続きます。
以前に須磨と垂水の2か所で応援に行って、「混み混みして満員電車のようで走りずらそうだなあ」とはた目から見ても記憶に残っています。
この前半パートで目標タイムに対して大きく遅いペースで走っていると、「後半で盛り返そう!」と思っても時すでに遅し。
大きく盛り上がることもなく、凡走に終わる人が多いです。だからと、突っ込みすぎては後半で大きく失速する可能性があります。
この前半から中盤にかけてのペースコントロールが神戸マラソンの最も難しいところです。
前半スローペースで、後半で遅れ分を取り返すことのできるランナーは、よほど練習量を積んできた人か、よほど設定した目標タイムが自分の実力に対して低く設定した人かのどちらかです。
半数以上のランナーは、目標タイム達成ぎりぎりのはず。
もし僕が真ん中以降のブロックからスタートし走るとしたら?目標タイムに対して少なくともイーブンか、1kmあたり5秒だけ速く走ることを心がけるでしょう。少なくとも5秒以上は遅く、または速くならないように前半は気を配りますね。
こうした細かな調整や多少のペースの上げ下げに対応できるかどうかは、日ごろの練習の結果が出てます。神戸では序盤の人混みより思うように走れない、ストレスが溜まることがあるのを覚えておいてください。
・30km地点から
20℃は超えない予報ですがそれでも走るのには暖かく、1時にはゴールできる4時間以内ランナーは気温が上がり切る前までにゴールできますが、4時間30分以上かかるランナーは後半では気温の影響を受けはじめるかもです。
・37km地点
2km以上、長い上り坂が続きます。神戸マラソンの坂道は、大阪やほかの都市型マラソン大会と比べても長めです。脚力、筋持久力が試されます。こうした場面でこそ、日ごろ真面目にトレイルランされている人は本領発揮できるのですけれどね。上り坂がしんどいと思っても、あとは下ってフィニッシュですから気持ち的には楽なコースと言えます。
・まとめ
レースの命運は、「雨風対策による汗冷え予防」と「序盤から中盤のペース」がカギとなるでしょう。最近行われたレースでは、「20℃を超えて暑くてワースト記録を更新しました」というランナーが多かったですが、今度は「寒くて低体温で体が動かずワースト記録を更新しました」「朝と昼の寒暖差で足を攣りました」とならないよう。
あらかじめ予想できることでの失敗、自分への言い訳はナッシングで。
神戸マラソンに参加される皆様、がんばってください!
辛さは一瞬、輝きは一生。
悔いのない走りを。
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一度、ランニングフォームを見てほしい