こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

 


「激走24時間!世界遺産カッパドキア一周トレイルラン119km(6)キッズレース、表彰式/Salomon Cappadocia Ultra-Trail 119km」をお届けします。

 

レース翌朝。とは言ってもゴール後の同日。まだ寝不足で筋肉痛の重いからだを起こし、レポートのゴール写真を撮るため再び会場へと戻ってきた。119kmも走ってホテルに戻ってぐっすりといけばよいが、レース直後は興奮状態でよく寝つけなかった。

 

ミッションを完了し、その後は10時のキッズレースのスタートを観戦。

 

ゼッケン番号1番!Tシャツの色は赤!子どもは参加したら1番!いいですね~フェニックスロッソカラーを着たキッズたちがずらりとスタートに並ぶ様子は圧巻。赤は気合い十分に見えます

 

レーススタート!はじめは主催者関係スタッフが安全のために子どもたちを誘導しますが、それを押しのける勢いで駆けていく子どもたち。

 

見ていて感じたのは、やっぱり先頭の足の速い子は走り方も綺麗です。後ろにいくにつれてだんだんと、腰の落ちたフォームの子、オーバーストライドでバタバタ音の目立つ子、腕をぶんぶん振り回している子、ぽっちゃりした子が目立ってきます。

 

子どもも大人もつまるところ走りの課題は同じです。「速い人、遅い人」はいない、走り方(肩甲骨、股関節、ひざ、全身の身体の使い方)を知らない人がいるだけです。

 

子どもでもこれだけフォームに違いがあります。子どももだいたい8割の完走が目標のファンランナーと、2割の”全力を出し切って完走”が目標の競技志向ランナーに分かれ、これも大人のレースと同じだと思いました。


この8割同士の戦い、上位2割同士の戦いがレースです。実際に300人、500人参加者がいてもその全員と競争しているわけではありません。僕は60歳になってもこの2割の中で競い合っていたい。

 

子どもは楽しければよし!子どもは長い距離を走るわけではないのでケガも少ないから。キッズレースのスタートを見送った後は、表彰式に参加。

 

63kmミドルの部の女子優勝は、フェルナンダ・マシェール/Fernanda Maciel(ブラジル/スペイン、The North Face)。UTMB大会の上位常連で、世界で唯一のレッドブル契約女子ランナー。体脂肪率一桁台に絞られた体、ジーンズがはち切れそうな短距離スプリンターのような太いハムストリングス。表彰台に立った時のオーラがただ一人違いました。

 

119kmの部の男子3位は、ハリー・ジョーンズ/Harry JONES(イギリス、HOKAONEONE・COMPRESSPORT)。タイで知らない人はいない有名ランナーですが、出身国はイギリス。スポンサー契約とランニングコーチ業で生計を立てているプロランナー。若干20代で、フルマラソンの自己ベストは2:31:20。2018年は、Ultra-Trail Australiaで3位、Eiger Ultra Trailで7位。


一緒にいた日本人ランナーのMさんが「カッコいい~あの舞台に立ちてえ」とずっと興奮していた。久しぶりに世界の舞台で戦うことができて本当に楽しかった。市民ランナーのレベルも高かった。タイにフィリピンなどのアジア人、日本人もほかに参加していたと思うのだが、レース中一度も目にすることはなかった。レベル的にずっと後ろの方だったということなのでしょう。

 

119kmの部の男子2位は、マーカス・スコットニー/MARCUS SCOTNEY(イギリス)。イギリスで”最も過酷なレース”自給自足で5日間で315km、累積獲得標高15,500mの道のりを地図とコンパス片手に走破する、DragonsBackRaceのチャンピオン。

 

119kmの部の男子1位は、アンドレア・マッチ/Andrea MACCHI(イタリア)インターネット検索でも名前は出てこない人、ノーマーク。

 

119kmの部女子3位は、”イタリアのバンビ”フランチェスカ・カネパ/Francesca Canepa(イタリア)。イタリアで知らない人はいない超有名ウルトラランナー。トルデジアン優勝、2018年のUTMBの女子チャンピオン。


119kmの部の女子1位は、マリア・ミテヴァ/Maria MITEVA NIKOLOVA。表彰台の上に立つと観客が一斉にどよめいた。身長183cmの僕より上背が高かった!!その長身を生かしたダイナミックなストライドで、男性トップランナーたちも一網打尽に抜き去られたそうです。こちらもノーマーク。2位の選手もよく知らず。。

 

国内、アジアとはレベルがケタ違いに高い。世界大会シリーズには無名でも速いランナーがひしめいている。修羅の国です。

 

表彰は上位ランナーだけではありません。119kmの部のラストランナーには大会スポンサーのスントから「SUUNTO AMBIT」最新時計がプレゼントされました。制限時間24時間で、23時間59分でフィニッシュ。あきらめないでよかったですね!

 

大円団!2018年のレースは閉幕。

 

「私は絶対完走主義」「私は完走にこだわっていない」いろいろな意見を耳にしますが、僕はそんなことどうでもいい。レースをDNFするとご飯やビールが不味い。僕が完走するのはゴールして美味い飯、美味いビールが飲みたいから。ただそれだけです。

 

ああ、ビールが美味い!

Never Stop Running.

 

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