こんにちは。

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
 
 
さて、「激走24時間!世界遺産カッパドキア一周トレイルラン119km(8)トルコ・カッパドキアで熱気球に乗る。完結編/Salomon Cappadocia Ultra-Trail 119km」をお届けします。
 
トルコといえば、空に無数に広がる熱気球で有名です。気球ツアーを行う会社はたくさんありましたが、カッパドキアのレースを共に走ったランナーと景色を眺める方が気分もいいと思い、大会のオフィシャルツアーに申し込みました。(おすすめ度★★★★★)
 
気球が墜落した場合の平均生存率は0%(死亡率100%)。飛行機が墜落するより確率が高い。だからこれまで避けていました。気球は火を使うので「線香花火のように燃えて、落ちる」のでまず助からないそうです。
 
今回思い切って体験してみて、トルコを訪れたら「熱気球は絶対に体験した方がいい!」そう断言できるほどおすすめです。熱気球は「値段が高いから」という理由で体験しない人が多くいますが、非常にもったいない!
 
私たちの気球会社は、『ボヤジャー・バルーンVOYAGER BALLOONS』。気球会社によっては、「気球の数が少ない」「気球が高く飛ばない(パイロットの腕が悪い)」の問題があるようですが、実際に乗ってみて、気球を最高に楽しむためにはパイロットの腕が重要だとわかりました。われわれの乗った気球のパイロットは常にジョークを言い、腕も最高でした。
 
風向きや天候によって、気球が飛ぶ場所も着陸する場所も変わります。場所が決まっていない。ある意味、すごいです。
 
気球を内から眺めるとスマイルマーク。
 
気球には4機のバーナーがついており、凧糸のようなもので操縦します。見た目はシンプルな乗りものながら、操作は難しそうに見えました。体験してはじめてわかることってあります。
 
テイクオフ!朝日に照らされる静寂の奇岩群。昨日まで「あの渓谷を走っていたのだ」そう思うと感慨深かった。
 
気球は風の影響を大きく受け、風がちょっとでも強いと高度400mぐらいまでしか飛ばず、ツアー中止となることも。この日は無風の最高のコンディションで、1,900mまで上がりました。バスに乗るより快適で、上は寒いと思いダウンなど完全防備で行ったのですが、思いのほか寒くなく、また揺れず、下をずっと見ていても足がすくむことはありませんでした。ほかの大人たちや子どもたちも平気で乗っていましたよ。
 
気球は一つとして同じカラーがなく、それらが空に一斉に浮かぶ様子はこの世のものとは思えないほど美しい景色。
 
これだけ多くの気球が飛んでいて接触しないのが不思議です。「互いに接触事故して、からまったり引火したりして、墜落しないだろうか...」などと考えてしまいました。
 
ユルギャップからギョレメまでカッパドキアが一望できました。「昨日はあのコースを走っていたんだな」というのがはっきりとわかりました。
 
 
気球はどこにおりるのかな、と思っていたら適当なところで着陸するそうで、あらかじめレシーバーで知らせた野原の場所に車が待機していました。びっくりしたのは、
 
なんと、車の荷台にぴったりと着陸。すごいパイロットの腕。
 
気球をしまう。「熱気球に乗るだけなのに値段が高い」なんて思っていて申し訳ありませんでした。準備にかける時間や人件費、パイロットの技術料、そして絶景を考えたら安すぎるぐらいでした。
 
気球をおりた後は伝統行事のシャンパンパーティー。
 
朝食に、ホテルへの往復送迎、60分の気球体験、着陸後にはシャンパンつき。
 
乗車記念証までもらいました。
 
ユルギャップにあるワイナリーも訪問しました。カッパドキアはワインの産地でもあります。ウルグップの坂の上にあり、中心地から徒歩10分程度で歩いて行けます。
 
カウンターで試飲できます。しかし、ワイナリー造りの過程などを見学できるとイメージして行ったらワイン販売所でがっかり。店員さんの接客態度もあまり積極的ではなかった。
 
「ありがとう。ずっと見たかった景色を見ることができて、すごく幸せだ。」今回の目的は、レース翌朝に高度1,900m上空から自分の走った119kmの軌跡を広く見渡すことだった。そのためには絶対完走する必要があった。年内にもう何のマラソンもトレイルのレースもなかったから、がんばれたというのは大きかった(マラソンレースにはもともと参加しないが)
 
来年はいったいどんなチャレンジが待ち受けているのだろう。
Fin.

 

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