こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。


2014年に“100ヶ国、100レース”という途方もない人生目標を掲げた。


ロードのマラソンレースで“100ヶ国、100レース”は、ほとんどの人にとって暇とお金さえあれば難しくない(その捻出が難しいのだが)。実際に川内優輝が達成に近づいている。マラソン大会はどの国でも行われているし、参加して何の危険性もない。

それをトレイルランで達成したい。できるだけ。

およそ4年間で23か国訪問できたのだから(実際はベトナムには3回、マレーシアにも3回レースで訪れているので、それらを含めると回数では27回)僕が走ることができるうちに100か国達成は可能だ。


24ヶ国目の舞台はトルコ。


世界遺産カッパドキア一周トレイルラン119km。正直、今回はメジャーレースの一つで参加人数も多く、日本人参加も僕一人だけではないので、いま一つ気分が乗らないが、世界遺産をすみからすみまで自分の足で、レースを通じて見て回ることのできる貴重な機会で楽しみにしている。

100kmは当たり前だが長い。それが起伏のある山道ともなればもっと長い。100kmもの長距離、木の根や岩場もない砂地の走りやすいコースで、僕がトップ20に入ることはまずないだろう。さらに今回は世界クラスのランナーが揃う大会だ。

100kmでは速く走る必要もなければ、下りで華麗なテクニックも必要ない。50kmから70kmぐらいまでの距離で、下りをできるだけ美しく速く、駆け下る方が自己満足がしれないがずっと楽しい。そして、悪天候や気温30℃を超える猛暑、一桁台の極寒の悪条件付きであれば尚いい。


僕は100kmを超える長距離レースに魅力を感じない。じゃあ、なぜ走るのか?今回は、同じコースを一度として走らない。もし「50kmを2周して100km」とか「半分はロード」とかだったら、絶対に100kmものレースに参加しなかっただろう。僕が長い距離のレースに参加をするのは、少しでも新しい景色と出会いたいからだ。


2019年のレーステーマが決まった。それと同時に12月まで5ヶ国のレース参加が決定。来年終わりには28ヶ国達成予定だ。トレイルランニングを始めて10年以上の中で最も興奮する一年になる。やっぱりテーマを決めることって重要だ。

大人がしりとりしても「りんご」とか「ラッパ」とか子どもでも思いつく単語から始まり、やがてネタが尽きてくると予想だにしなかった単語が飛び出す。

“100ヶ国、100レース”も、はじめは欧米に香港や台湾など誰もが知る無難な国のレースから始まり、やがては誰もがイメージのつかないような国のレースへこ参加も出てくるだろう。


50ヶ国目にどんなレースを走っているのか?


僕にだって想像がつかない。
僕は”それ”を楽しみにしている。
想像のつかない”それ”を目指して、これからも走り続けていく。

Never Stop Running.