こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
 
 
アイスランドは、観光客の90%以上が自然景観に期待して訪れるという。

この日は、午前中に溶岩洞窟探検、午後からゴールデンサークル、アイスランド人気ツアーの一つを見て回った。これまでに砂漠に北極、サバンナ―、氷の上、地球上のさまざまな場所を走ってきたが、溶岩洞窟内も「一度走ってみたらどんな気分がするのか」知りたいと思っていた。大会では絶対走らせてもらえない場所だからだ。
 
 
レイキャビクから車でわずか35分にコンビニ大の建物、こんな場所に火山洞窟があるのか?
 
建物の外観には、「ラバトンネルTHE LAVA TUNNEL」。アイスランド最大の溶岩トンネルで幅は30メートル、高さは10メートルある。
 
ヘルメットにヘッドライトをつけ、火山洞窟の入り口へと降りていく。
 
火山洞窟を下から見上げた様子。
 
まるで気分は、『スペランカーSpelunker※』の世界。※1983年に発売されたゲームソフト。迷宮の最下層を目指すレトロなアクションゲーム。 ちょっとした段差から落下ですぐに死んでしまう最弱の主人公とその独特の世界観が話題に。
 
トレイルランニングシューズは、こういう場面でも役立つ。
溶岩洞窟を颯爽とランニングするシーンを撮影したかったのだが、暗くて狭すぎて、走るような場所ではなかった。
 
頭上には一切鍾乳洞のような突起や氷はないのに、滴り落ちたしずくが積み重なり地面に氷の氷柱が形成されている。
地質学が好きな人には、たまらない。
映画『ノアの箱舟 約束の地』の撮影の舞台でアンソニー・ホプキンスもここを訪れ感動したそうだ。

アイスランドで最も活発な『ストロックル間欠泉Strokkur』。旅行ガイドブックで紹介される対象物はだいたい期待どおりかそれ以下のことが多いが、自然はいつもそれを上回ってくる。人間も期待を裏切ることが多い。期待を裏切らないのはいつも自然だけだ。写真を見て、「ちょっと白煙が上がるぐらい」だと思っていたら…
 
「ドーーーーーーン!!!」ものすごい爆音とともにビル5階ぐらいの高さまで白煙が立ち上がり、訪問客から「わー!!」「きゃー!」驚きと悲鳴の声が上がる。それがいつのタイミングで来るとも知れないのだから、黒ひげ危機一髪的な面白さがあった。
 
遠目に見ても白煙の高さと迫力がわかる。
 
滝の大きさではアイスランド最大を誇り、同国の超人気観光スポットの1つ『グトルフォス滝gullfoss』へ。レース週はずっと雨予報だったが、レース翌日から快晴!地元の人が「90日ぶりの晴れだ!こんな青空はここ最近見たことがない」と話し、絶対的晴れ男パワーがさく裂!
 
まるで大地の割れ目のような滝。

人がめちゃめちゃ多いが、『グトルフォス滝 gullfoss』は訪れる価値のあるスポットだ。
 
アイスランドには、3つの国立公園がある。『シングヴェトリル国立公園』、『スナイフェルスヨークトル国立公園』、そして『ヴァトナヨークトル国立公園』だ。その一つ、『シンクヴェトリル国立公園』に行ってきた。
 
北米プレートとユーラシアプレートの境目、今でも年に数センチずつ離れていってるという地球の割れ目「ギャウ」をみることができる。写真のような細い道のかたわらに荒々しい岩壁がそびえるだけの場所なので「あまり感動しなかった」と残念に思う人もいるようだが、ぼくは十分その絶景を楽しむことができた。
 
展望台から眺める河川の風景も素晴らしかった。ディナーはレース完走後の自分へのご褒美を。
 
オマール海老の濃厚クリームスープ。
 
メイン。アイスランド名物といえば、新鮮なラム肉。生後4〜5か月のラムステーキ。ぼくはジンギスカンなどラムはそれほど好きではないが、アイスランドのラムステーキは「柔らかくて臭みがない」と聞いていたので試しに食べたが、A5黒毛和牛より美味い!まるで極上の脂の少ないサーロインステーキを食べているようだ!

牛肉より美味い肉があれば何も牛肉を選ぶ必要はないことに気づいた。しかし、ひと皿6,000円もするので日本でそれだけの値段を出せば、それなりに美味い牛肉ステーキが食えてしまう。
 
アイスランドの物価価格は、スープやサラダなどの前菜が2,000円〜2,500円、パスタが4,000円、メインで4,000円から5,000円だ。生ビール1杯が1,200円(ハッピーアワーで900円)。酒好きな人は生ビール3敗頼んだだけで4,000円と日本の居酒屋の食事代金近くになる。
 
外食コストが高すぎることもあって早々とスーパー、ホテルで自炊することを決めた。またアイスランド中は日本と時差が真逆なため、日本で20年近く決まった時間に食事をしているぼくはお腹が減らず、滞在中は1日2食だった。
 
日本のように「高いお金を払ったのにまずかった」ということはないので、味には満足だがもう少し安ければいい。値段もピンからキリまでなく、老舗レストランも大衆店もあまり価格は変わらないのでそれであればちゃんとした店で食べた方がいいと感じた。

料理は、「素材さえよければだれがどう料理しても美味い」と言われていることがアイスランドでよくわかった。本当に肉、魚どれを食べても美味い。

美味しいものを食べながら、それと同時にいつもぼくは「こんなぜいたくばかりしていてはダメだ!」とすぐにどうやって食事バランスを戻そうかと考えてしまうのはアスリート病だろう。
 
Never Stop Running.

 

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