こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。


アイスランドと日本とでは昼夜逆転なので、なかなかブログはいいタイミングでアップできずにいます。これから順次アップしていきます。(インスタグラムやフェイスブックは速報でガンガンアップしています)

今日は、レース受付編。


レースの受付は、スポーツ総合体育館。市街中心部と離れたレース受付会場から近い場所を選んだ。ホテルから徒歩片道約20分。レース前日とレース当日、レース後もこの距離を歩いた。

今回僕が参加するレースは、ランドマンナロイガルウルトラマラソン55km。1997年に第一回大会が開催、今年で第22回目を迎える歴史ある大会だ。アイスランドで最も人気のある(おそらく唯一の?)トレイルランニングレースだ。

受付ブースは2日間設けられ、受付時間も9時〜18時とあって人もまばらで受付もスムーズ。会場では事前に申し込んだレース前の朝食、ゴール後の食事や往復シャトルバスの支払いなどを済ませた。もちろんカード支払い可能だ。

素晴らしい!スタッフの多くが女性か若者で、一人一人に異なる質問をぶつけてみたが、「その質問は…ちょっと待ってください」と待たされることなく、誰に聞いてもすぐに答えてくれた。「自分の役割以外のことはわかりません」といったことはなく、大会運営の情報共有がちゃんとなされているように感じた。


海外ランニングレースでは、自然環境負荷の軽減やコスト削減の考えから、紙の書類配布は撤廃の流れになりつつある(23か国でランニングレースに参加してきたが紙の書類が送られてきたことは一度もなく、手渡される書類も最低限だ。)。

しかし、今回のレースでは珍しく紙のパンフレット配布。内容はホームページをそこまま印刷したものだが、ホームページにメール告知、こうして紙でまで配布するということは、トレイルランニングは危険を伴うスポーツで装備や注意事項をよく理解して参加してもらいたいという主催者の思い、主催が政府観光局とこともあるのかもしれない。

いまだに大会案内やゼッケンなどを書類で発送する日本のマラソン大会やトレイルラン大会は時代遅れの感がある。さらに日本は地震や台風が非常に多い国、そのたびに交通網にもたらす影響も大きく、配送遅延やトラブルも考えれば早くに紙の書類配布はやめるべきだろう。


わかりやすい!これなら必要装備品が誰でもよくわかる!よくはじめてのトレイルの大会でどんな装備をしていったらよいのか、迷う人も多いと思う。ウルトラトレイル・マウントフジのような国際大会でさえ、ボランティアさんが受付で「(この人の服装、大丈夫かな)」必携装備品チェックで困った話を耳にする。

こうして写真で服装の説明をされると非常にわかりやすい。「小さな子どもでもわかるように説明する」というのが僕は一番大事だと思っている。


素晴らしい!コース高低図だけでなく、「この地点を通過する際にこのぐらいの低気温になります」「この地点では雨に変わる予報です」といったことまで知らされている。超親切。これなら初心者にもわかりやすい。

素晴らしい!ランナーが当日いったいどのルートを走るのかが具体的にイメージできるように、大陸マップや等高線図まで張り出されていた。この地図を見ながらレース戦略を立てているランナーもいた。


いいね!大会ポスター前に立ち、正面の機械のボタンを押せばシャッターがおり、すぐその場で自分のパソコンやスマホにメール送信できる仕組み。ほかのどの大会にもないユニークなサービスで、ひとり参加でもスタート前に記念撮影ができていい。

大会の記念品は、長袖Tシャツのみ。シンプルでいい。

レース当日。早めにホテルを出発したのだが、シャトルバス出発点が「大阪城近くあたり」ぐらいの案内でわからず、探しまわる。ぎりぎりに到着。やっぱり余裕を持った行動が大切です。

大会はウェーブスタート。レース実績順で僕は先頭トップグループのスタートになった。

やはり大会運営はアメリカやヨーロッパのほうが最先端だろう。

日本のレース主催関係者がヨーロッパの大会に参加し大会運営を学ぶことは、トレイルランニング後発国の日本には十分参考になるはずだ。

次回は、怒涛のレース編をお届けします。
 
Never Stop Running.

 

【STEP1】無料メール講座で学ぶ

国内唯一の定期刊行トレイルラン情報の無料メルマガです。2012年発刊以来、3,000人以上の愛読者がいます。トレイルランシューズやザックの選び方から走り方まで。 はじめてのトレイルラン講座メルマガ(週1回程度)

【STEP2】大阪城公園での練習会やトレイルランイベントに参加する

関西近郊でほぼ毎週末にトレイルランなどのアウトドアイベントを開催!多くがお一人様です。安心してご参加ください。平日夜の19:30から大阪城公園で走り方の練習会も開催しています。 「イー・モシコム」からエントリー 公式サイトからエントリー(エントリー手数料無料)

一度、ランニングフォームを見てほしい

「ランニング中に肩こりを感じる」「長時間走ると足首の前の部分が痛くなる」「いつもレース後半で膝が痛くなり、ペースダウンする」「上半身と下半身が連動していない」 完全予約制、1対1の個別指導ランニングフォーム診断KAIZEN「カイゼン」