こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
ベトナムにいます!ベトナムの訪問は2度目になります。
・ベトナムでは空前のトレイルランニング人気!
1973年に設立されたデンマーク&ベトナムの旅行会社トパストラベル/Topas Travelがベトナムのデンマーク大使館の後援を経て、2013年に創設されたベトナムマウンテンマラソン(VMM)は、今では1,000人のランナーが集まる人気イベントになり、ベトナムの自然の魅力を伝えています。
ベトナムでトレイルランニングのレースを立ち上げたのはベトナム人ではなく、欧州人です。そのためレースルールや必要装備品などはウルトラトレイル・デュ・モンブランなど国際大会並みの厳格な基準で、大会運営はしっかりしています。
今回僕が参加するのは、同じ主催者が開催し2017年から始まった開催ベトナムジャングルマラソン(VJM)。昨年の第1回大会に参加したかったのですが、開催日が決まりエントリーが始まったのが3月で大会は5月。急ですでにほかの国のレースにエントリーしていたので、2018年参加予定レースの一覧に入れていました。
「ベトナム・ジャングルマラソンでは、山の斜面に幾重にも続く昔ながらの棚田の風景が楽しめる。」
「整備されていない、手つかずのベトナムの自然が残っている。」そう知って楽しみにしていました。
関西空港から香港乗り継ぎでベトナム・ハノイへ。自宅からの移動や乗り継ぎ時間を含めると片道12時間程度。日本とベトナム、距離やフライト時間だけを見れば近い雰囲気がありますが、移動や乗り継ぎ時間を含めると長旅になります。夜に到着し、ホステルにチェックイン。
1泊380円!はじめ、「ホテル予約サイトが金額を付け間違えているのか?ラッキー!」と思ってすぐ予約(笑)380円で朝飯付きで、夜はビール一杯無料。水・光熱費、インターネット込、毎日の清掃もしてくれる。1階はカフェ。それで吉野家の牛丼並みの1泊料金だ。ここに住んでもいい(笑)
僕の世代はもし年金がもらえないことがあれば、年間30万円もあれば生活できるベトナムに移住の候補地として検討中。日本の社会保障制度に不満、老後が不安なのであれば物価の安いところに暮らせばいい、というのが僕の考えだ。
バックパッカーご用達のホステルなのか、若い男女旅カップルが大勢ロビーにいた。さすがに節約派の人でも学生ではなく、ビジネスマンでこんな場所に泊まる人は少ない。僕は一人浮いていたように思う。
しかし、ホームページで紹介されていた明るく綺麗で清潔な写真とまったく違った。。寝ている間は1階のカフェから大音量のクラブ音楽、けたたましい車の騒音、若者の話し声が聞こえてくるが、スタッフの対応はいいし、渋谷のセンター街のような超一等地で380円だから不満も言えない。ちなみにベトナムでは中級ホテルでも2,000円もあれば宿泊できる。
「(ここはホテルじゃなく、老朽化したジムのシャワーのような場所だ。)」そう考えると別に気にはならなかった。シャワーやトイレは男女共用で、女性が入って来て、僕の両右で女性が裸シャワーを浴びていると鼻血が出そうになった。
ファンタスティック!五つ星ホテルでは味わえない体験だ。
ホステルの屋上テラス。夜はビール一杯無料。
料金がめちゃくちゃ高いか、めちゃくちゃ安いか。どちらかに吹っ切れていれば面白い人生が歩める。
発展途上国ならではの大気汚染問題。ハノイ市内は空気が汚く、外へ出かけると目はしょぼしょぼするし咳が出る。個人的な体感では、上海や北京よりも酷。ベトナムを訪れるにあたって、市販のマスクの裏のパッケージをじっくり見たのだけれども、花粉症や微粒子のホコリはカットできるものの、光化学スモッグなど大気汚染はどのマスクも防げない。中国などではみんなマスクをしているが、気休めにしかならないことに気づいているのだろうかと思う。
車優先社会のハノイの街。信号は少なく、数少ない信号は青になったと思ったら、5秒で赤に変わる。スマホなどを見ていたら変わったことに気づかないほど一瞬である。また信号が青になっても何十台のバイクが お構いなしに通過するので、日本の感覚でいるといつまで立っても歩いて渡ることができない。子どもが歩いていようとも関係なしにバイクが突っ込んでくるのは、ちょっと考えられない。タイとベトナム、地元の人によれば“世界で交通事故の多い国ランキングベスト3”らしい。現地に行くと実感します。
ディナーは2010年にオープンした、スコットランド出身のミシュラン3つ星、ゴードン・ラムゼイ氏プロデュースのベトナム料理レストラン「オールド・ハノイ」へ。
ベトナム生春巻き。
ベトナム焼きそば。
日本に住んでいて気になる表現が“◯◯風”の言い方。現地の味、ホンモノじゃないの?と思ってしまう。ニセモノみたいに聞こえるので、僕は“◯◯風”と名前のついた料理を一切口にしない。
ホンモノを体験して、ホンモノを提供するのがポリシー。
翌朝はベトナムジャングルマラソンのレースの受付へ。70kmレース受付終了。写真右の5ヶ国語を話すタイの友人、アンドレさんと知り合ったのも2014年のここベトナムのレース会場だった。
明日は、レース編。
Never Stop Running.
【STEP2】大阪城公園での練習会やトレイルランイベントに参加する