こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
ベトナムジャングルマラソン、レース編。レースの舞台は、ハノイの南西約１４０kmに位置するマイ・チャウMai Chau近くのプーロンPu Luong自然保護区にある。
サパなどは観光地としてよく知られているが、今回訪れる場所は地元ベトナム人も「どこ？知らない。」「行ったことがない。」Googleマップにも載っていない、ベトナムの秘境。
トレイルランニングをしているとそんな場所へ行くことができる機会があり、やっていてよかったと思います。
信号なしのほぼノンストップで、バスで片道５時間。時間だけでいえば、車で大阪から富山県、東京から石巻市まで行くことのできる時間だ。乗り物が苦手な僕にとっては、長時間の移動は身体に堪える。
しまった！酔い止めを忘れた。。
日本のように落石防止ネットなどは張られておらず、いつ頭上から石が降ってきてもおかしくないスリリングな危険な山道を進む。最近は海外バス転落ニュースなどを目にしているので、ゾクリとする。バスに落石が落ちてくる可能性は飛行機が墜落する可能性よりも高いはず…こんなことを考えていると、僕は引き寄せてしまいそうなので早々と考えるのをやめた。
がたがたと揺れる悪路。僕のバスグループはラッキーだった。乗車したバスによっては泥にはまり立ち往生したり、エアコンが壊れ車内が蒸し風呂状態になったりした人たちもいたよう。
ようやく到着。バス酔いでふらふら、体調は絶不調。
ベトナムの伝統的な古民家に民泊体験。ハノイからスタート地点までのシャトルバス、２泊の民泊、食事を含む３日間の大会ツアーパッケージに申し込んだ。ホテルの選択肢もあったが、民泊にチャレンジ体験だ。海外から参加のランナーはこのツアーパッケージに申し込むしか現地までの交通手段や宿泊施設がない。
日本国内では群馬県で開催される「神流マウンテンラン＆ウォーク」大会が民泊を提供している。 おじいちゃん、おばあちゃんが暖かく出迎えてくれるような絵を想像していたが、「商売として家の床を貸し出します」ぐらいの考えなのか、家族の人とは一度も顔を合わせることはなかった。
古民家の中。窓や扉などはなく、風は吹き抜け、虫も入ってくる。
僕の宿泊した部屋はなんと半数以上が日本人（ベトナム・ダナンに在住する日本人ランニンググループ）。たまたまなのか、それとも主催者が日本人の集団行動性を理解しての配慮なのか。
男女の部屋割りは別々にされているが、幸運にも（？）男性と相部屋になった女性の方もいらしたようだった。
知らない男性と初めてオクタゴンのような蚊帳の中の同じベッドで寝たよ。ワイルドだろう？
日本の８月を扇風機１台で過ごすことのできる人であれば、大丈夫だと思います。住めば都、意外と快適でした。
バス到着してすぐにディナー。サパから料理人経験のある人を呼んできたそうで、鍋の使い方など本格的。
デザートのマンゴーを剥いている様子。
レースの前日に肉がっつり。上位を目指すアスリートは食べないのだろうけど、みんなよくもりもり肉を食べるなあと感心。僕はバス移動にやられてしまい、普段の３分１の量で軽く済ませた。
ブレーカーが落ちた！真っ暗に。友だちがどこにいるかも、自分が何を食べているのかさえもわからない。山間部で行われる、海外トレイルランレースではよくあること。会場は、大盛り上がり。
ハプニングが旅を盛り上げる。
レースブリーフィング。終了したの９時、翌朝は１時には起きなければならない。。そして、スタート地点までまたバスで悪路を１時間、朝４時レーススタートだ。
このスケジュールは、僕にはツラい。
そうは言ってもみんな同じ条件なのだ。
部屋の四方八方は扉なしなので、光に虫が寄ってくる。虫の羽音がすごい。虫嫌いな人は宿泊は難しいかも。
しまった！コンタクトレンズを両目同じ度数を持ってきてしまった。。
「（終わった…）」
今回の旅はミスが多すぎ、今一度チェックリストを見直す必要がある。明日は仕事用のメガネでぶっつけ本番出場することになった。
再び村のブレーカーが飛び、完全消灯。
扇風機も止まった…
続く。
Never Stop Running.
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