こんにちは。 

トレイルランナーズ大阪の安藤大です。 

 

 

参加するレースはアジアトレイル・マスターシリーズの一戦、「6th Tahura Trail Running Race/第6回タフラ・トレイルランニングレース」。主催は、Indonesia Biking Adventure。 “Biking”とつけるあたりバイク愛好家グループが中心となって主催しているのかなと推測します。

 
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アジアでは一昨年までは最も早く開催されていた大会です(現在は正月の香港が1番早くに開催)、インドネシアでは6年と最も歴史があり人気のある大会です。
 
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距離は10km、17km、ハーフマラソン、フルマラソン、親子で参加できる6kmの部の4カテゴリーがあります。インドネシアで一番人気の大会で「みんなに楽しんでもらおう」と距離カテゴリーも細かい。ハーフマラソンは昨年新設。はじめ「なぜ中途半端な距離の17kmを残しているのだろう?」と考えていましたが、ある女性ランナーが「一昨年は10キロ、昨年は17キロ、今年はハーフにチャレンジするの!」と嬉しそうに話すのを見て「こういう小さくステップアップできる大会があってもいいな」と納得。日本にはあまりない。
 
日本では一番易しいトレイルの大会でも20km以上であったり(もしくは極端に易しすぎたり)、その次は30kmや40kmにいきなりジャンプアップする大会が多い。超初心者が気軽に参加できないし「30kmのトレイルを完走できたら次は50km!」と勘違いしてしまう人も出てくる(コースにもよるが10kmと30km、30kmと50kmではまったく別物)
 
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週末の天気予報はすべて雷雨。インドネシアは乾季(5~11月)と雨季(11~4月)に分かれており、1月は雨季。写真のように雨で泥んこの滑りやすいコンディションになれば、インドネシアのランナーはおそらくランニングシューズ参加の人が多いと予想(この予想が色々と間違っていたことに後々で気づく)、トレイルランニングシューズを履いた僕に有利があると考えている。 

 

 

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月のバンドゥンの日中の平均気温は23℃。インドネシアと言えば蒸し暑いイメージがあるが標高1,000メートル以上で、ジャワ島では比較的涼しい気候だ。例えれば10月末の日本、軽井沢のよう。10月末の日本で半袖で過ごせない方は長袖は必要だろう。フィリピンが38℃、10月に訪れた台湾のレースが40℃あったことを考えれば僕には最高に快適な住まい環境。
 
レースの前日受付でゼッケンの受け取りに指定された会場へと向かう。毎回の海外レースではこの「受付会場に行く」のもひと苦労ある。
 
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主催者のサイトでおすすめされていた中で最もアクセスのよいホテルを選んだ。ホテルからスタート会場までは上り坂でおよそ2km(約20分)。5km圏内であれば最悪トラブルがあっても徒歩かランで向かったりできるし、ゴール後にタクシーを呼ぶ手間を考えれば自分の足で帰った方が速いし、節約できる。
 
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レースのスタートは国立公園(スタートが国立公園なだけであって実際には外を走ることをこのときは知らなかった)バカでかい植物園のよう。
 
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園内マップをチェック。
 
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受付が遅い!僕の前に5人しか並んでいないのに30分も待たされる。いったい何をもたもたしているんだ。本当に6回大会?これから何百人のランナーが来るのに大丈夫か。
 
たまたま僕の前にいたジャカルタ在住のイタリア人ランナーから声をかけられた。あとでわかったのだが彼は大会優勝候補の1人だった。
 
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記念Tシャツもイエローを頼んだのに、なぜかパープルが同封されていた。
 
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待てども待てども大会注意事項などの競技説明会は行われず。事前に主催者へメール問い合わせしたときに「競技説明会はぜひ聞いておいてくれ!」と言われていたのに。ボランティアスタッフがいつ、どこで競技説明会が誰も知らないのは問題。聞けば「設営やランナー受付が大変で中止になったみたい」。まあ、説明はインドネシア語だろうからどうせわからなかったし。
 
日本を発つ前に主催者にメールで質問をして一度は返事があって、ところが二度目は返信なし。メールを再送信するもやっぱり音沙汰なし。不安が募るまま現地に着いたが…やっぱり適当。
 
今回のインドネシアのトレイルレースで公式サイトは英語対応しているが、最終確認の大会パンフや当日説明はインドネシア語で「さっぱりわからない」と不満に感じたが、ふと考えてみれば日本の大会に参加した外国人ランナーもきっと僕と同じような気持ちを抱いてるんだろうな。日本の場合、先進国の中で大会公式サイトさえ英語対応しておらず、国際対応が遅れている大会が多い。
 
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ジャカルタに行けば信号ぐらいはありそうですが、バンドゥンには横断歩道はあっても信号は一切なし。自動車やバイクは歩行者のために一切止まってくれません。歩行者がタイミングを見て渡る必要があります。
 
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発展途上国あるある。歩道が整備途中。歩いていてもちょっと気を抜くと、つまづいてケガをしそうです。街灯もないので、仕事終わりにランニングも難しい(すぐ側を車やバイクがビュンビュン行き交っている)日本のランナーはいつでも整備された道を走れ、なんて恵まれているんだろう!(でも練習をしない人がいます)
 
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発展途上国あるある。この電線低すぎる!
 
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日本でも馬は確か自動車扱いでしたよね。でも馬が公道を走っているのを初めて見た。
 
 
今回は今後インドネシアで、より距離の長いトレイルランニングレースに参加するにあたって、現地の気候や食事、トレイルの地形、大会運営の安全性など下見での訪問目的が強いです。
 

 明日はいよいよレース当日編!波乱の結末。

 

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