トレイルランナーズ大阪の安藤大です。



「安藤さん、今月はドイツに行かれるんですね!」


「今ごろドイツを楽しんでいるのかな」




そのとき僕は



日本にいた。



ことの始まりはこうだ。普段は時差調整の目的も兼ねてレースの2、3日前に現地入りするのだが、今回はレース前日の夜に到着する予定だった。それでは大会概要や現地のリポートを伝えるのに十分な時間がないため、ブログやfacebookなどSNSはフライング記事投稿していたのだった(この時はまさか日本を出国できないことは思いもしていなかった)ストーリーはすべて日本を出国する何ヵ月も前に書き上げており、あとはレースの「結末」を書き加えるだけだった。



それが空港でパスポート忘れに気づく。



冗談ではなく本当の話です。



「(終わった…)」



一体みんなへ何と伝えればよいのだろう?「現地からリポートをお届けします」その続きを書くことができない、まだ日本にいるのだから。。



空港内のイスにへとへとと、そのまま2時間以上座りこんだだろうか。「しばらく寝たきりになろう。このことは何を聞かれても「トラブルのため」とだけ話すことにしよう。」一時はそう考えたもののこのこともリポートすることに決めた。



「もし僕がちょっとした有名人だったら明日のヤフーニューストピックスにはこんな記事が載るのだろう」とバッドニュースな想像を張りめぐらせた。




安藤大(あんどうひろし)は、22日にドイツのザクソン州で開催されるエベレスト24時間階段マラソンにアジア人初出場、日本人招待選手として出場する安藤は21日の朝に、関空を出発する予定だった。ところがパスポートを自宅に忘れてしまい、出国できずに終わった。世界18か国を旅してきた「旅のベテラン」らしからぬ失態となった。」



「21日午前10時発のルフトハンザ航空で出発予定だった安藤は、搭乗2時間前に関空に現れた。空港カウンターでパスポートを取り出そうとした際、パスポートケースがいつもより軽いことに気づく。そこで青ざめた。安藤は「日ごろ行っていないことはレースで行ってはいけない」と話しているがこの日自分自身がそのルールを破ってしまったのだ。朝にパスポートをコピーし、自宅プリンタ上にパスポートを忘れてきたのだ。自宅までは往復2時間以上。到底間に合わない。」



この結末を誰が予想しただろうか?



応援ありがとうございました!



【STEP1】無料メール講座で学ぶ

国内唯一の定期刊行トレイルラン情報の無料メルマガです。2012年発刊以来、多くのランナーに愛読されています。トレイルランシューズやザックの選び方から走り方まで。
はじめてのトレイルラン講座メルマガ(週1回程度)

【STEP2】ご都合の良い日の練習会やトレイルランツアーに参加する

関西近郊でほぼ毎週末にトレイルランなどのアウトドアイベントを開催!多くの方がお一人様です。安心してご参加ください。木曜日の19:30から大阪城公園で走り方の練習会も開催しています。
「スポーツエントリー」からエントリー
「イー・モシコム」からエントリー
公式サイトから直接エントリー

一度、ランニングフォームを見てほしい

「ランニング中に肩こりを感じる」「長時間走ると足首の前の部分が痛くなる」「いつもレース後半で膝が痛くなり、ペースダウンする」「上半身と下半身が連動していない」
完全予約制・個別指導のコーチング『カイゼン』