こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
●マレーシアのジャングルには魔物がいた…
結果から。「ありえないほど美しいもの※/ザ・モスト・ビューティフル・スイング/The Most Beautiful Thing(TMBT)」。時刻は20時40分、CP8(73.6km)でDNF(Do Not Finish)。
本来CP8は70.5km地点ですが僕のコースロストにより、3kmも余計に走ってしまっているため。。ゴールしていたら110km近くになっていたことでしょう。このまま続行していればベスト20位、さあこれからというところゴールすることが難しい…体調も万全、補給も計画どおり、行動時間計画どおり、「今回で100kmのレースは最後にしよう。足を骨折でもしない限り続行し完走する」ぐらいの決意で臨んで出し尽くしてダメだったので悔いはありません。今日の教訓は今後の経験やアドバイスに生かしていきます。
●それではなぜDNFに?
ジャングルに潜む魔物についてお話しします。
朝3時30分。ホテルの前から出ている大会バス(有料事前申し込みが必要)に乗車。こうしたトレイルラン大会のバスは窮屈でぎゅうぎゅう詰めであることが多いが広くゆったりしていて、足まで伸ばせ感動した。ここ数年は身体のリズムに合った日中のレースにばかり出ていたので、日ごろ寝ている時間帯に起床してレースを走るのは何年ぶりだろう?市内からレースのスタート地点まで約1時間半。キナバル山の麓まで行くので結構遠い。バスは苦手で乗り物酔いですでにふらふらだ。これでも慣れたが悪路を含む1時間半はそれでも身体に堪える。
5時30分、バス到着。スタートは6時00分。30分後にはレースが始まる。行く手に桟橋がありランナー数人づつしか通れず渋滞が発生、スタートの時間は刻一刻と進む。
会場についてすぐトイレの列に並ぶもすでに大行列。
トイレが2つしかない!
遠くで何か大会コースの注意事項をマイクで叫んでいるがよく聞こえない。小をたす男性はそこら中で用を足していた。女性はそういう訳にはいかないので渋々とトイレに並び続けていた。可哀想だ。50km、100kmの部の選手たちの何人かは呆れてスタート優先で行ってしまった。
勝手に盛り上がってレーススタート!マラソン、トレイルのレースを含めて一番後ろからスタートするのは人生で初めてだ。すでに何百人の選手が通りすぎた後のゲートを1人寂しくスタートする…最後尾でも良いのだがマラソンとは違いスタートゲートを出てからの記録ではないので、トイレの時間は丸々ロスタイムになるのは不満だ。もし制限時間ぎりぎりランナーだったらトイレに並んでいた20分で後々関門に響くこともあるだろう?
ジャングルの中は足元が悪すぎて序盤でランナーも後ろに続いており、一枚の写真もなし。
スタートして30分。ジャングルの中を走っていると
「うわあああ!!」
思わず叫び声をあげてしまう激痛が走った。ふと足を見ると僕の右足の腓腹筋に巨大なアブが針を突き刺している……ポイズンリムーバーは必携品ではなかったが早速役に立った(涙)ジャングルを走るのに「虫に噛まれる」というのはあらかじめわかることなので日本の一般市販製品より強力な、ディート30%の虫よけクリームを購入し塗りこんでいた。
備えあれば憂いなし。ポイズンリムーバーは常に携帯を。
それでもにアブに噛まれたのだ。仕方がない。「新人の看護師さんに「注射打ち間違えちゃいました」と言われたということにしておこう」その後のレース中もずっと痛みが残ることになる。
レース開始からまだ1時間も経過していないのにトラブル続きで大丈夫なのだろうか。。
後編に続く
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