こんにちは。
僕の訪れた「スランウルティド・ウェールズ」は「地球の歩き方」に１ページも紹介されていない場所です。
特別な観光名所もない。
街の歴史を知ることができる観光案内所はあります。釣りやトレッキングなどのアウトドアアクティビティのほか、年間を通じてさまざまなユニークなイベントが行われています。
前に進めるの！？「世界泥沼シュノーケリング選手権大会」。これも出場してみたい。
「ワイフ担ぎ走」奥さんを写真のように担いで250mを競争します（画像：NBC News Pictures）
駅のホームもこの通り。乗降客少なく無人です。
のどかな牧草地、白い羊の点在する景色がどこまでも広がります。電車の車窓から草原に野ウサギがいるのを普通に目にするような場所です。ウェールズ地区はアニメ「天空の城ラピュタ」の舞台にもなっているそうです。
とりあえず「シーター！！」と叫んでおきました。振り向いたのは羊でした。ラピュタの風景がよく思い出せなかったのでもう一度観てみないといけません（汗）
人混み、騒音、排気ガス、高層ビル…ここには一切ありません。物や娯楽が溢れる現代。常に「何か」目新しいものを追い求めますが、「何もない」ことも新しい価値のように思います。
草だけ食べてどうしてそんなに速く走れるんだ？いや、ベジタリアン（菜食主義）だからこそ速いのか…
馬は特別な車で輸送されて来ます。まあ、６０頭の馬が公道を走って集合したら怖すぎますね。レースまで足を温存もあるのかもしれません。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
初めてのイギリス旅で「イギリスの魅力は都会ではなく田舎やお城にある」そう予想して行きましたがその通りでした。ロンドン市内もいろいろ見て回りましたが、一番良かったのは「人間vs馬」レースで訪れたウェールズ地方でした。
しかし、そこは人生を楽しむことの天才の街だった！
理由はおそらく紹介するものが何もないから。
特別なアトラクションもない。
名物料理もない。
この「何もない」ことに強く惹かれましたね。
「人間vs馬」
ほか「世界生卵キャッチボール選手権（２人の間の距離を少しづつ離していき、生卵を最後まで割らずにキャッチボール続けた人が勝ち）」や「世界オフィスチェアー選手権（オフィスチェアーに乗ったまま、障害物レース）」などが行われています。
肉、たんぱく質を摂らずにこの馬の健脚は不思議でしかありません。競馬の競走馬ではないので本格的なトレーニングはしていないはず。人間はこの日のために本気でトレーニングまでして臨んでいるというのに。。圧倒的な強さでした。
イギリス旅行では「ロンドン塔！世界遺産！」という固定概念やガイドブックは捨てて、電車に揺られながら、ウェールズでのんびり『天空の城ラピュタ』の世界観に浸る旅もおすすめです。
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