こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
ある男性の方から、こんな
メッセージをいただきました。
あくまで考え方の一つとして、僕は
個人的な回答させていただきます。
▼ ここから
私は山を走る際には、
購入した熊鈴をつけて、
走っています。
これがかなり効果的で、早い段階で
ハイカーさんは気づいてくれています。
野生動物も驚かせることなく、
共存出来てるかなと思っております。
▲ ここまで
「吉野家の「牛丼」」の話を
思い浮かべてしまいました。
皆さまは、「牛丼」。
お好きでしょうか?
僕も時間のないときに、
さっと立ち寄ることがあります。
牛丼専門店には、ほかにも「松屋」など
多数のチェーン店があります。
その中で、違いがあります。
牛丼の味?
松屋では味噌汁がつく?
吉野家には、昔から券売機がありません。
なぜか、ご存知でしょうか?
これは、株式会社吉野家ホールディングスの安部 修仁元会長・社長が何かの取材で語られていたことですが、
「「ありがとうございます。」「ご注文は何になさいますか?」「お会計は、○○円になります。」こうしたお客様との会話、接点を減らしたくないから(なるべく接点を増やしたいから)。」
という理由からだそうです。
余談ですが、安部修仁社長は、吉野家を愛してやまず、非正規のアルバイトから叩き上げで社長・会長にまでなった人物としても知られています。
僕はこれを聞いて、はっとすると同時に、
余談ですが、安部修仁社長は、吉野家を愛してやまず、非正規のアルバイトから叩き上げで社長・会長にまでなった人物としても知られています。
僕はこれを聞いて、はっとすると同時に、
一気に吉野家のファンになりました。
さて、冒頭の熊鈴の話に戻ります。
僕もそれと似て、山でハイカーさんと挨拶をする接点を失いたくないのです。(山登りは仕事でも接客・サービス業でもありませんが)
「熊鈴をつけていても、もちろん挨拶はします。」
そう言われる人もいるかもしれませんが、熊鈴の音で先に相手に挨拶をしてしまっている時点で、
気持ちの良いあいさつの瞬間は、
失われてしまっているように思うのです。
前に人がいれば、われわれが立ち止まり、
挨拶をして、歩いて通過すれば済みます。
さらに熊鈴を鳴らすことによって、ハイカーさんが
感じていた(あるいは私たち自身が感じることのできる)、
風の音、木々の音、小鳥のさえずりなどを奪っているかもしれません。
実際、熊鈴を鳴らした人のいる近くで、
小鳥のさえずりは聞こえません。
ブログなどを見ていても、ハイカーさんによって、
「今日の山行の記憶は、熊鈴の音ばかり思い出す」
「熊鈴は外してほしい」といった本音は多いです。
時と場合にもよるでしょう。
熊が出没する地域では必携品です。
たとえば、ひっそりとした人の少ない山で、「1人では怖い」と言った理由では有効でしょう。
トレイルランの場合、スピードが速いので、先の見えにくい、下りのスイッチバックの林道などでは、早めに知らせる点でも有効でしょう。
これは僕の考えですが、
「人と自然との接点を減らしたくない。」
そうした理由で、人へのお知らせ代わりとしては、これからも熊鈴は使わないでしょう。
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