こんにちは。
トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

いよいよ宇宙旅行が現実に近づいてきましたね。

これまで中国の万里の頂上に砂漠、南アフリカのサバンナ、そして今月は北極とさまざまな極地をマラソンしてきました。
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「ゆくゆくは地球の外を走りたい。」

これが僕の夢です。地球上で一番高いところはどこか?と聞かれれば、僕は宇宙だと思うんです。
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火星をトレイルラン。未舗装路ですからね。少なくとも僕らが生きている間は。

第一回火星フルマラソン。直線距離で42.195km、取れると思うんですよね。スタートからゴールまでストレートの全力疾走。

夢があります。

地球と同じ重力、酸素条件であれば普段のマラソンと何ら変わりはなく、面白くはないでしょう。ただ20年、30年ではまだ人間が生存できるレベルになっていないんじゃないかと思います。

そうすると、宇宙服を着て走る(歩く)ことになりますね。ごわごわした重量のある宇宙着に、酸素ボンベを背負って走るわけですから、日ごろのトレイルランも生きてくるかもしれませんね。

人によって、あるいは走り方の効率によって酸素消費も違ってきますから、たとえば「酸素は5時間分」といった制約があれば、面白いレースの駆け引きが生まれますね。

誰も経験がないわけですから、どんなハプニングが起こるかわからない、面白さがあります。レッドブルあたりがスポンサーになって、実現しそうな気がします。過去に成層圏からの宇宙ダイブも成功させていますからね。
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火星でこの赤いフラッグを高々と掲げたら、それはもうカッコいいと思うんですよね。誰も足を踏み入れていない地に、持って行きたい。

昔からそんなことを考えていて、茨城県つくば市にある宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターへ、訓練体験に行ったんですよね。

宇宙には、時間とお金さえあれば誰でも行けるわけではありません。健康診断に加えて、事前訓練に合格する必要があります。そこでトレーニングを疑似体験しよう、と。

会社の有給申請書には、

「地球の未来を救うため。」

と書いておきました。


当日。

映画『アルマゲドン』なオレンジ色のNASA服を着た、5名の女性スタッフに出迎えられました。


テンションが上がります。

僕のほかに男女2名。参加者たった3名にスタッフ5名!贅沢です。まず模擬のNASA服に着替えます。一番右が僕です。気分は、ブルース・ウィリスです。

更衣室で、男性参加者に話かけました。

「こんな場所にどうして来られたんですか?(向こうも同じ思いでしょう)」

「昨日は僕の誕生日で、妻から"明日、あなたを連れて行きたい場所があるから”と何も聞かされずに連れて来られたんです。まさか宇宙飛行士の模擬訓練だとは知らずにびっくりしました。」

ご主人には内緒で、宇宙飛行士の訓練体験をプレゼント。なんて、素敵な奥さんなのでしょう。惚れてしまいます。

・早速、宇宙船外での模擬訓練

スタッフ「宇宙飛行士、サポート、カメラマンの中から、役割を選んでください。」


全員「宇宙飛行士!」


そうなるでしょうね(笑)


「くじ引きで決めましょう。」


僕は、宇宙飛行士を選ぶ男。



「カメラマン。」

仮想宇宙空間で作業訓練中

「了解しました。」
「完了しました。」

「いつも言わなければならないのですか?」

そう僕がスタッフに尋ねると、

「宇宙では、それが命取りになります。」

仕事で報告、連絡、相談は当たり前のことですが、宇宙空間ではそれを「1度も欠かさず行い、最後の実行確認まですることが大切」だと教わりました。報・連・相のいずれかの欠如が大きなミスにつながる、と。学びになります。

・操縦室へ

操縦室には、見たこともないようなスーパーコンピュータが一杯。ここでパソコンを使った、宇宙飛行士の適正検査を受けます。

僕の適正結果は、4段階中のA(AAA、A、B、C)。やっぱり集中力はないようです。


・宇宙では、訓練された宇宙飛行士でさえ、7割の人が宇宙酔いを経験する


「高所登山中の高山病が日常的に起こる」と聞けば、宇宙空間で過ごす大変さが伝わるでしょうか。

酔いどめ錠剤は宇宙空間では胃の中で浮いてしまい効かないため、粉末を飲むんだそうです。  

普通に生活している我々にとっては、まったく役に立たない豆知識ですね。

宇宙飛行士は、2009年には963人の応募があり、合格者は10人。合格率およそ1%。

修了証

今アメリカの起業家でイーロン・マスクという男が、人類の火星移住化に向けて、着実に動いていてくれています。ヴァージン航空ドなどのヴァージン・グループ総帥、リチャード・ブランソンも宇宙産業を立ち上げています。


ちなみに今現在、クラブツーリズムで宇宙旅行の受付が始まっているのはご存知ですか?


僕には火星に行くためのノウハウはありませんが、できることはその日のために健康と体力を維持しておくこと。10代からはじめ、60代までトレーニングを続けていけば、65歳になっても行くことができるでしょう。

レポートを楽しみにください。

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