トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
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やっぱりランニングのコーチングはやりがいがあります。

結果が出るからです。

感謝と喜びのメッセージをいただけるので、僕も「やっててよかったなー」って思います。

今のところ、男性と女性が半々ですが、女性の方が上回りそうな勢いですね。

先月、ウルトラトレイル・マウントフジ168kmに挑戦する女性ランナーの話を書きました。


やっぱり勇気づけられたり、共感するものがあったのかもしれません。3連休最終日の今日、その記事に登場する女性ランナー。Hさんから嬉しいメッセージがありました。

▼ここより(メッセージ原文)

上州武尊山スカイビューウルトラトレイル120km、制限時間内に無事完走出来ました。(第1関門30分延長による完走でしたが)

学びの多いレースでした。

安藤さんのコーチングアドバイス、ツアーのおかげで完走出来ました。

本当にありがとうございました!

▲ここまで

大会リザルトが出ていなかったので、心配していましたが…本当におめでとうございます!

女性ランナー完走者は十数人ほど。

山の120km。想像できますか?

上州武尊山スカイビューウルトラトレイル。

制限時間が厳しく、国内屈指の過酷な山岳レースです。この大会、制限時間が厳しい上に序盤は渋滞するんですね。

おそらく富士山のまわりを一周するウルトラトレイル・マウント・フジ168kmを完走するよりも難しい大会だと思います。

そんな大会にHさんは昨年チャレンジされ、関門アウトに終わっていました。

「悔しい。あの悔しさをもう一度味わうかもしれない。」

Hさんはエントリーはしたものの直前まで出場を悩んでいました。

チャレンジが大きくなればなるほど、時にはDNFを喫することもあるでしょう。(こう話すとチャレンジと無謀を一緒くたにされる方がいますが、僕はこの2つは大きく違うと思っています。)

僕も同じ現役競技者として、レースをDNFの経験はあり、気持ちは痛いほどわかります。同じレースに2度挑んでとなれば…精神的なダメージは大きいでしょう。

行動経済学的からすれば、実は完走した喜びよりも、完走できなかった悲しみの方が2倍も2.5倍も大きいんですね。

けれども僕は「大丈夫だから」と背中を押ししました。

Hさんはトレイルラン歴は5年とベテランですが、マラソン経験はほとんどなし。過去のマラソンタイムは5時間で、今もロードは一生懸命走って、10kmは60分程度です。

おそらくHさんよりマラソンタイムの速い方は沢山いることでしょう。

Hさんはアドバイスを素直に守り、
最後まであきらめなかった。

昨年に忘れた置き土産を
取り戻したのです。

Hさんに僕の座右の銘を送ります。


あきらめなければ、
誰も敗者にはならない。


本当におめでとうございます!