トレイルランナーズ大阪の安藤です。
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どんなきっかけで走りはじめたのか?

ランナーのさまざまなケガや故障.
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どんなレースの悩みを抱えているのか。

その成長に向けた葛藤からは、ブログ読者の皆さまも得られるものがあるでしょう。

本日のランニングフォーム「カイゼン」の依頼者は、今年ウルトラ・トレイルマウントフジ168kmに初挑戦される、兵庫県在住の40代女性の方です。

トレイルラン経験は5年。

STY(Shizuoka To Yamanashi)は、2度完走されています。身近にUTMFを完走した人はおらず、これまで我流でやってきたけれどもここ数年レースでDNFが続き、今一度フォームを見直したいとのご依頼です。

走り出してしばらくすると右足指が痺れ、力が入りにくくなるとのこと。

100マイルレースのトレイルラントレーニングコーチです。

日ごろはロードのマラソンランニングフォーム依頼が中心ですが、この日を楽しみに僕も気合いが入って、ワクワクしていました。(笑)

◆コーチとしてのこだわり

僕のコーチングはケガや故障、エネルギーロスに繋がりそうなフォームを見つけだし改善すること。

それができなければ、僕には価値もないも同様です。

僕がすごいとか、有名だとか、名前さえも重要でない。

さらに僕のことを好きか、嫌いかも関係がない。(あえて嫌われることをする必要はありませんが..)

結果を出してもらうのが、コーチの役目。

そのこだわりが伝わってか、こうして依頼が続々と入り、皆さま快走されているのを嬉しく思っています。

◆目標

上州武尊山スカイビューウルトラへのリベンジ完走
ウルトラ・トレイルマウントフジ168km完走

 ◆アドバイスさせていただいた内容

"100マイル"と聞けば、多くのランナーはとんでもない距離と考えますが、「
ウルトラ・トレイルマウントフジを完走することはそれほど難しくない。現状でも完走はできますよ。」とまずお伝えしました。

このブログのお読みの皆さまにもチャレンジ完走の可能性はあります。(比叡山や美ヶ原80kmを完走したいと言われれば、むしろそちらの方が難しいです。)

「けれどレースでどれだけ苦しみ、どれだけのタイムでゴールをするのか。それはこれからのコーチングで変わってきますよ。」ともお伝えしました。

「STY完走とUTMF完走とでは、まったくの別物の話。」

アドバイスの内容は多岐にわたり、1時間以上にのぼりました。この女性の方は100マイルの半分の距離、STYを2度も完走されていましたが、それでも多くの気づきをされたようです。

僕は自己啓発、モチベーションが元々専門とあって、100マイルにおける距離の考え方やレース中のメンタル面の話もさせていただきました。

□レースまであと2ヶ月。どんな練習をしたらいい?
レース前日はどのように過ごせばいい?
絶対にやってはいけないレーススタート
心拍数計の使い方は?
ペース配分について教えて欲しい
100マイルという距離の考え方
ラップタイム表の作成について
補給食は何をどのぐらい摂ればいい?
装備の軽量化について
いつも足のつま先が痛くなる。ロングレースでのトレイルシューズの選び方について
練習前後にストレッチは必要?どんなストレッチが有効?
ロングレースで役立つテーピングテクニック

当初は7月の上州武尊山スカイビューウルトラへの出場をためらわれていましたが、「ウルトラ・トレイルマウントフジを前に、いろいろと試す絶好のテストレースの幸運!」と後押ししました。

▼ご本人からの感想メッセージ

本日は本当にありがとうございました!

武尊山は出場したいけれどもコーチングを受けるまでは、昨年のように関門アウトが嫌でためらっていました。後押しして下さり、感謝しています。高強度の練習を取り入れる、週末トレイルの練習を実践していきたいと思います。感謝感激です!

◆あとがき

自分で身銭を切ったことは、必ずや身につきます。

僕もこれまで、今も多くの身銭を切っていますから。

完走目標ではなく、ぜひベストを目指して欲しい。

Never Stop Running!