トレイルランナーズ大阪の安藤です。

今日もコーチング受講者の声を紹介いたします。

ラン歴9年の50代の男性。

ケガや故障・持病などでブランクがあり、現在の自己採点は10点中3点。「かつての自分のマラソン自己ベストを更新したい」と依頼がありました。 

今後は?トレイルランは趣味程度に、メインはロードのマラソンをメインに出場していきたいとの意向でした。

現在依頼者のほとんどは、ロードのランニングフォーム改善の希望者です。よって、トレイルランの走り方や歩き方などのアドバイスはせず、ロード走のランニングフォーム改善に徹底して、アドバイスを行っています。

日ごろの平地での走りがトレイル上での走りにもつながるわけで、平地でのフォームが悪ければ、当然トレイルラン大会での結果にも大きく響きます。よく勘違いがありますが、「ロードは苦手」と平地でのランニングフォームをないがしろにして、トレイルに入れば走りがよくなるなんてことはありません。

基本ランニングフォームの見直しは、非常に大事ですね。このブログをお読みの皆さまのほどんとが日ごろ走るのは山ではなく、ロードや河川敷なわけですから。

◆ご要望
ケガや故障、持病の治療などでブランクがあります。ランニングを本格的に始めたのは、同僚から「お前の本気の走りが見てみたい」と言われたことがきっかけでもあり、全盛期の自己マラソンベストを更新したい。

◆ご自身で考えられている点
・右足ばかりが故障しやすいことに気になっていました。最近もランニング中に足運びや着地感が左右で違う事を明らかに感じています。腰、臀部、膝、足首などを痛めるのは決まって右足です。
・腰が落ちた、いわゆる悪いフォームになっている気がします
・外側に荷重が抜けたような走り方をしていないか?(シューズソールの減り方から              
・右足の蹴り出し時に時計回りに捻っている

◆実際は?

・平地、上り坂、下り坂ともに100%ヒールフット着地

・腰が落ちている。骨盤が前傾していない。
・右足はまっすぐ膝が前に出た走りができていた。
・右足ではなく、映像では左足が時計まわりに旋回。

◆カイゼン!
・平地、上り坂、下り坂でのランニングフォーム改善レッスン
・腕ふりのレッスン
・マイクロハードルを使ったフォーム改善レッスン

◆結果
ビフォー、アフタの映像でご本人も驚くほど、呼吸しやすく胸は開き、特に腕の振りは大きく改善され、スピードのあるランニングフォームに生まれ変わりました。着地はヒールフットのままで、です。

◆ご本人からの感想メッセージ(原文)

「本日は、ありがとうございました。自分の動画で悪いところが見ることができ、尚かつ、こうすれば、こう直るんだという事が具体的に理解でき、とても有意義な時間でした。」

◆あとがき
コーチングを受けられた方からの感想は、「走るのって、奥が深いんですね。」「走ることが楽しくなりました。」いつもこの2つ。あらためて「走ることって楽しい!」って感じていただければ、自ずと結果はついてくると思っています。


教える選手の努力を最大限引き出せるコーチでありたいです。