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トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

・神戸六甲縦走、トレイルラン中の栄養補給

3月に行われた、神戸六甲縦走トレイルランを5:27:18でゴールした中西さんに、「どれぐらい食べました?」と聞いてみました。

中西さんは、ツアーで「いつも何かしら食べてますね!」と周りからよくツッコみされることで知られています。食べているものもおにぎりに団子、メロンパンの耳、ドライフルーツ、生ハムなど多岐にわたり、ユニーク(笑)

さて、中西さんのトップタイムでどのぐらい補給したのでしょうか?

ジェル6個(約720kcal)
菓子パン2個(約560kcal)
レッドブル250ml缶2本(カフェイン160mg)

「エイドには期待していなかったので、自分ですべて持ち運び、立ち止まらずに進みました。」

その大会における消費カロリーなど計算式はありますが、目安は30分ごとにジェル1本。中西さんもおよそ30分~40分にジェル1本分の補給していたことになりますね。

神戸六甲縦走で6時間を切る選手はトイレやエイド休憩はほとんどしていないでしょう。

中西さんと体重が同程度かそれ以上で、タイムは6時間よりかかった方が、上記の補給より少なければ、自分の実力を最大限に発揮する上で明らかに少なすぎたでしょう。

僕の実体験として、エネルギーに変わるまでに
ジェルは15分から20分。
おにぎりやカロリーメイトなど固形物は、45分から1時間。

菓子パンやスニッカーズ、チョコレートは運動中の血糖値を跳ねあげるので、僕はおすすめしていません。

・自分がどのぐらいのタイムでゴールするか把握していますか?

つまり、どのポイントを何時に通過するといった行程表は作成していますか?
 
エネルギー摂取のポイントは、スピードではなく時間。そのためには、「自分が何時間でゴールする予定なのか」をあらかじめレースの前に計画立てておくことが大事です。

無計画、ゴール後に自分がなにをどのぐらい摂取したのかがわからないようでは、いつまでもまだまだのトレイルランナーになります。「あの人、また同じことやらかしているね。」と周りからも思われるわけです。
 

・記録を出し続けるランナーとまだまだのランナーの違い


ブログやメルマガでさまざまな情報を配信し、読者の方から、「安藤さんの言うとおりジェルを30分ごとに補給してみたら、マラソンでも後半ガス欠なく、自己ベスト出せました!」といった声を多くいただきます。

「よかったですね」もその場では返すのですが、しばらくするとやめてしまっていることがあります。

不思議なのですが、人は成果の出ていないことだけでなく、今成果の出ていることもやめてしまうのです。これ、仕事の現場でもよくあることなんですよね。本人が飽きて、やめてしまう。あるいは別の新しい何かに変えてしまう。

大切なことは、成果の出ているものは続けることです。