トレイルランナーズ大阪の安藤大です。
{A6E6033F-ECE5-4A86-A489-F9DA420856BC:01}


Number Do Autumn 2014 死ぬまでに走りたい100の大会 (Number PLUS)

今日の一冊、「Number Do Autumn 2014 死ぬまでに走りたい100の大会 )」。
久しぶりのNumber Doランニング特集。今回も読み物として面白いです。国内から世界まで「どんなユニークな大会があるの?」を知るにあたって、永久保存版。

29年連続完走中のランナーが語る、NAHAマラソンの魅力。NAHAマラソンは25回大会まで「定員はなかった」、参加費6,500円の安さで、一切の自治体からの補助金なしに参加費と協賛金だけで運営されている事実に驚きました。

Qちゃん、各エイドでワイン15杯を楽しみながら、4時間以内でメドックマラソンを完走した話。ご本人曰く、「お酒がとても弱い」そうです。

元オリンピックメダリストで、現在73歳の君原健二さんの直近のマラソンタイムが3時間51分47秒には驚きました。そんな走りを維持できるんですね。

ほか、「走りたくても走れない大会もある。そんな時の走らなくてもマラソン大会は楽しめる」。

本書の「だんだんランナーの要求がエスカレートしてきている」というのは、昨今のブログやフェイスブックを見ていて、私も感じます。特にトレイルランレースにおいてはロードの延長上で出場される方もいるので、「水がない!食糧がない!」山では水を一つ運ぶのも大変ですし、山で水があることは当たり前ではありません。

一人で山へ行っても日ごろ使えるはずの自販機が釣り銭切れや故障で使えないことだって予想されます。

ランナーのクレームや「ほかの大会ではこんなことしてくれた」という声が、昨今のエントリー費の高騰に拍車をかけている気がしますね。

ただ僕が一番問題に感じるのは、値上げ理由が不明瞭であったり、参加費がどのような名目で使用されているのか公表されていなかったりすることでしょう。前年と今年でまったく中身が変わっていないのに「3,000円値上げしました」と言われてもランナーの方も納得いかないことでしょう。

◆本著より
私、一番の応援団になりたいんですよ。現役の時にすごく応援していただいて、少し力を抜こうかな、きつくなってきてきたなと思っても、絶え間ない応援のおかげで気持ちを最後まで切らさずに走れた。ー高橋尚子

北海道マラソンは街に帰ってくる感じがあるので、大感動を味わえます。

NAHAマラソンのおもてなしは世界一?

私は、大会に「出させてもらっている」と思って走っています。参加料だけじゃ全然足りないですから。自治体が自腹を切ってくれているおかげで、ランナーが走れる場合がほとんどです。

とくしまマラソンは先着と抽選の併用型、青梅マラソンは参加枠を数日に振り分け、神戸マラソンは初出場枠をさいようとエントリー方式も多様化しつつある。

ファンランなのか、競技したいのか、自分の志向がどちらにあるのか見極めてレースを選べば、悪い大会なんてないんだと思います。

Number Do Autumn 2014 死ぬまでに走りたい100の大会 (Number PLUS)