トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

レース翌日は、ディナーパーティー。ガラディナーと呼ばれます。

男性によってはフォーマルな、女性はドレスにネックレスをつけ、結婚式に出席するぐらいに化粧をして参加する人もいます。(みんなわざわざそのために衣装を持って着ています!)女性でランシャツなどラフな格好で出席する人はほとんど見ません。
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ホテルで食事だと思ったら、なんと砂漠の上!砂漠にカーペットが敷かれ、ランプで道が照らされ…一筋の明かりを頼りに進みます。うっすらと足元が見える以外は、まったく見えません。
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空を見上げると自然のプラネタリウムのような満点の星空。砂漠の民、ベドウィンによるシャババ笛が夜空に響きます。その後、深い闇と静寂が訪れます。
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これまたまさかの遺跡の前で食事。音楽はなぜかセリーヌ・ディオンにバックストリートボーイズ。そして、テクノミュージック鳴り響き…誰、これ!選曲間違えたの!?主催者の趣味でしょう。
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どうやって砂漠にホテルのビュッフェ料理を運んできた?
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デンマーク、スウェーデン、イギリス、オーストラリア、南アフリカ、フィリピンなど多国籍な顔ぶれ。日本のツアーだと日本人だけ、アメリカのツアーだとアメリカ人だけというようになりがちですが、こうした異文化交流もアドベンチャーマラソンの魅力です。

人との出会いは、新しい世界との出会いでもあります。付き合う人を限定してしまうのは「もったいない」と僕は思います。
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砂漠ハーフマラソン女子1位のラム。職業は…某航空会社の添乗員。こんな人も砂漠を走るんですね。マレーシア在住。「不規則な仕事で、空の上では通勤ランも無理でしょう?」と聞いたら、「一日に機内でどれだけ歩いてると思う?」と返され、すき間時間を活用して走っているとのこと。ハーフの自己ベストは、1時間37分。誰にも時間は平等に過ぎ、時間は見つけるものではなく、自分で作り出すものだなと彼女を見ていて、あらためて思いました。
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ツアーガイドのアリさんと。

砂漠が美しいのは、そのどこかに井戸を隠しているから。

幾度となく読み返した本、サン=テグジュペリの「星の王子さま」。その中で星の王子さまは、「砂漠の星は美しい」と話していたが、本当だった。僕が人生で見た中で一番美しい星空で、間違いなく一番のディナーパーティーだった。