トレイルランナーズ大阪の安藤大です。

今日は、逆走六甲全山縦走の3部作完結編でした。かんかん照りだと厳しいなと思っていたのですが、終日ひんやり雨に恵まれました。
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須磨アルプスでフェニックスポーズ。
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雨のため、いつもは大勢の登山客で賑わう須磨アルプスも人気なし。
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小説「孤高の人」の実在の登山家、加藤文太郎氏はJR塩屋駅から宝塚までを8時間で歩くといいます。そして、日をまたぐうちに塩屋に帰ってきたと言います。「可能なのだろうか?」と常々思っていたところ、
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現代の加藤文太郎なご年配登山者に遭遇しました。須磨アルプスの急階段を息切れすることなく、軽快なステップで登って行かれます。下りはランニングフォームは成していないものの、するすると小走り、明らかにトレイルラン。

上半身は脱力し、膝も抜けていたので「この方、只者ではない」興味を持って尋ねたところ、登山歴30年。六甲全山はもう何度も歩いているとのこと。

やはり何ごとも続けてきた人は只者ではありません。この男性のスピードであれば、六甲全山を歩いても10時間は切るだろうなと思い出ました。
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最後の最後で、一人の女性の方が両膝から前のめりにばたっ!と転倒されました。頭上は雨。ケガは出血と擦り傷でしたが、まさに野外救急。雨が降りしきる中だと救急用品も晴天時より取り出しづらく、濡れてしまいます。

昼食後やゴールが近い時には気を抜いてはいけません。また股関節の柔軟性が固い方は得てして、転びやすいです。下りが慣れないうちは腰が引けて慎重なのでそう転びませんが、慣れてきたぐらいが一番要注意です。
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ツアーを通じて、3分割で六甲全山縦走を達成された方が沢山出ました。時を同じくして、今日は港・神戸六甲トレイルランレースが開催されており、ツアーからも多くの方が出場・完走されたようです。

皆さま、一人一人にナイスラン!